天の樹〜時を超えてでも貴方を守る〜

第34章~いざ、冥界へ~

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「ええええええ?!!!!」


耶人の絶叫が響き渡る。


「元からその覚悟!しかしこのまま死んでも亡者になるだけでは?」

「ああ。だからこそのその剣なのだ。その剣は前聖戦のアテナ様の血と祈りが込められた謂わば聖剣。少しの間なら天馬座の花輪と同じ効果があるだろう。」


長は剣を鞘に仕舞いながら耶人に渡す。普通に渡せよ、そんな表情を浮かべながら耶人が受け取る。


「覚悟は良いか?蛇遣い座、一角獣座!」

「大丈夫です。早く終わらせて馬鹿蟹の元へ帰らなくては...」

「アテナ様の為なら!」


飛蘭と耶人は力強く答える。


「よくぞ申した。ではこれからお前達を冥界に送る。ユズリハ、お前も来い。」

「はい。」

「ところで一角獣座よ、お前は積尸気を知っているか?

積尸気とは中国では蟹座の散開星団プレセベを鬼宿または積尸気という。つまり積尸気とは人魂に似た青い星たちをいう。そこは死者たちの通る穴。つまりこの世とあの世を繋ぐ穴なのだ。

そしてその穴に送る我が秘技!受けよ!


積尸気冥界波!!!」


「うおおおおおお?!!!」

「うわー、久しぶりに食らうなー」


耶人は初めてのようだが飛蘭はマニゴルドとの稽古の中で散々食らったので慣れたものだ。久しぶりの積尸気冥界波を楽しんでいた。


「何で楽しそうなんだよぉ!」

「久しぶりだからねー」


慌てて藻掻く耶人。が、体から出た魂は積尸気に吸い込まれ、思うように動かせないようだ。小宇宙を精一杯燃やしながら積尸気に落ちていった。


「私も、かな?」


そう呟くと小宇宙を燃やし、自ら積尸気に吸い込まれて行った。