天の樹〜時を超えてでも貴方を守る〜

第29章〜テンマ達の故郷〜

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青銅聖闘士の速さは基本的にマッハ1、白銀聖闘士はマッハ2から5、黄金聖闘士は光速で動くことができると言われている。が、偵察の時や敵陣に乗り込む前は少し違う。どんな光速、マッハを見抜いても僅かなおかしい所などはゆっくり行かなくては分からない。故にだろうか。童虎、シオン率いる偵察部隊はゆっくり走り、当たりを警戒し、見張るように走っていた。シオンが先頭に、白銀聖闘士や青銅聖闘士を挟むように童虎が後ろを走っていた。


(やっぱりここはテンマやアローン、アテナ様の故郷...俺の工房があった場所か...!!)


見慣れた森。迷子にならないよう、こっそり跡をつけていた木々は日ノ本の言葉が彫り込まれている。

と、突然街の方から大爆発があった。しかもただの爆発ではない。白い紫を帯びた光の柱が立ったのだ。


(あっちは....)

「あ、待てよテンマァ!勝手な行動は...!」

「良い。我々も行くぞ。」


飛蘭が思考を巡らせているとテンマが光の柱の方へと走っていってしまった。


(早まるなよ、テンマ...!!)


飛蘭達はテンマを見失なわぬよう、全力でテンマを追った。











「これは酷いな...」


燃え盛る街。倒れた人々には燃えた跡、斬り刻まれたような跡、建物のした下敷きになり、体に柱が突き刺さった姿....多種多様な死に様があった。


足はあのおばちゃんの家に向かった。

家には人も死体もおらず、自分達の荷物は全てなくなっていた。どうやら寸前で引越しをしたようだ。岩薙も修羅もない。


(おばちゃんは無事みたいだな...)


自分の工房を見る。蔦に囲まれていたのだろうか。紐のようなものを糧に燃え盛る炎が侵入を拒むように建物を包み込んでいた。


「ふむ....」


そう思った瞬間、テンマの孤児院からテンマの声を聞いた。どうやら孤児院の子達は手遅れだったらしい。


「向かうか....」


とりあえず自分の感傷よりもテンマを落ち着かせることが先だ。冥王軍は集結しているのか。まだ確認は済んでいないのに死なれては困る。飛蘭は炎に包まれた工房を後にした。