天の樹〜時を超えてでも貴方を守る〜

第14章〜教皇と12名の黄金聖闘士その5〜

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童虎と別れ、次の天蠍宮に向かう4人。ふと視線を上げると、既に誰かが出て待っていた。


「よう!そっちの武器持ったやつが今さっき童虎と戦ってたやつか?」

「はい。私は飛蘭ともうします。貴方は?」

「俺は蠍座、スコーピオンのカルディアだ!まぁ、疲れてるだろうし、戦いたいけど我慢してやるからさっさと通れ!我慢できなくなるからよ!!」

(戦闘狂?)

(あいつ心臓に病気があるらしいからあんまりいじらない方がいいぞ)

(マニゴルド、ありがとう)


ということでとっとと天蠍宮を突破!





















【人馬宮】

「あれ?留守ですか??」

「あぁ。俺の宮だからな。」

「なるほど」


















【磨羯宮】

「?ここも無人?」

「エルシドは今出かけてるからな。暫くかかると思うぞ。」

「あいつ忙しいもんなぁー」










【宝瓶宮】

「無人率、高くないですか?」

「多分今はお師匠の所だろ。本を借りに。」

「お師匠?」

「マニゴルドの師匠は聖域のナンバー2、教皇セージ様で、セージ様唯一の弟子なんだ。」

「凄い人だったんだね、アンタ」

「おい、てめ、言い方」

「次、行こうか」

















【双魚宮】

「わーーー!!これが噂に聞く薔薇というやつですか?!!」

「ん?薔薇知っているのか?」

「はい!よく修行の時に聞いてました!」

「修行?」

「はい、私の家は刀匠は勿論ですが、国の指導者の毒味もしていた家なので、よく色んな毒を体内に流してある程度の毒なら耐えれる体になるよう修行していたんです!」


シジフォスの問いに飛蘭は笑顔で答える。


「どんな修行だ??」

「ひたすら毒を飲む、酒を飲むことです!!」

「いきなり毒?!!」

「あ、最初は飲んでも体が痺れるぐらいのですよ?慣れてきたらちょっと強めの秘伝の薬を飲んだりしてます」


飛蘭の笑顔が爽やかすぎて2人は返す言葉が無かった。毒を飲んで体を慣らすーーーー。方法は違うがそれはまるでこの宮の主のようでーーーーーー。


「マニゴルド、シジフォス。何のようだ?」

「お、アルバちゃん!!任務帰りの挨拶とこいつの紹介して回ってんのさ!」

「さ、飛蘭、自己紹介を。」


シジフォスに言われ、飛蘭は自己紹介をする。


「私は飛蘭、鍛冶屋だ。よろしく」

「私は魚座、ピスケスのアルバフィカ。私には近寄らないでくれ。」


あー、やっぱり言うのか。そうマニゴルドとシジフォスは呟く。が、事情を知らない飛蘭は不思議に思い、直接アルバフィカに問う。


「何故、ダメなのですか?」

「私には毒の血が流れている。君みたいな子は触れただけでも死に至るものだ。だからダメだ。」


言葉足らずなアルバフィカの言葉にシジフォスが付け加える。

彼の守護星座である魚座は代々魔宮薔薇(デモンローズ)等の猛毒の薔薇を使い、十二宮最後の砦として双魚宮とその上にある教皇の間の間までの道を薔薇で埋め尽くしたりして敵の侵入を阻む。

が、その薔薇を扱う為には全身に毒の血を流さねばならず、他者を自らの血で殺さぬよう、人を避けているのだ、と。


「薔薇の...毒....」

「あぁ。だから私には「私は、毒に慣れていますから大丈夫です」....っ?!!!やめろ!!!」

「?...あ!!こら、飛蘭!!」

「やめろ!!死ぬぞ!!!」


あろうことか飛蘭はあえて毒の薔薇へ手を伸ばし、手で摘み、匂った。


「やめてくれ!!もうこの薔薇で仲間を殺したくない!ましてや君は客人だ!!」

「...っ、思ったよりこれ、きつくないね。」

「「「は????????????」」」


笑顔で私は大丈夫、と言う飛蘭に3人はいささか慌てた。


「なんで、しんで...」

「私は元住んでいた国では毒味役の一家でしたので、毒には耐性があるのですよ!!アルバフィカさん、友人になって頂けませんか?」

「.........」


ポタリ



ポタリ




ポタリ









アルバフィカが涙を流し始めた。


「アルバフィカさん??」

「参った。これからよろしく頼む、飛蘭」

「...!!!はいっ!!」


飛蘭は笑顔で答える。シジフォスも遂にアルバフィカにも親しい人ができた、と喜んでいた。


が、マニゴルドだけ、少し引っかかることがあった。

一つ。飛蘭の出生は本当にそれで合っているのか。


二つ。アルバフィカに微笑んでいる飛蘭を見ていたらなんで胸が苦しくなるのか。アルバフィカが羨ましいと感じるのか。





言い訳

無意識に嫉妬しちゃうマニゴルドが書きたかったんです