天の樹〜時を超えてでも貴方を守る〜

第13章〜教皇と12名の黄金聖闘士その4〜

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「...危険だと判断したら止めるからな?」


シジフォスが優しく2人に問いかける。


「ああ、シジフォスよ、よろしく頼むぞ!」

「お願いします。」


すっと童虎は拳を構える。飛蘭は表情を変えず、変わりに殺意を燃え上がらせる。


「はじめ!!」


シジフォスの号令で戦(練習)を始める。

飛蘭は目を見開く。そして燃やしていた殺意を一気に膨らませ、飛蘭の周りにある柱や地面を風の刃てすべてを切り刻む。


「?!!これは聖剣(エクスカリバー)か?!!」

「じゃあこいつは山羊座?!!」


童虎が驚き、油断した隙を飛蘭は逃さない。岩薙を横に薙ぐ。


「おい、飛蘭、やりすぎだ!」

「童虎!!お前大丈夫か?!!」

「心配かけてすまんの、シジフォス。マニゴルドもありがとの。けどこれぐらいが一番じゃ。けど危なかった。殺気が無ければ殺られてたわい」


童虎を斬ろうとした岩薙は後ろの柱も斬り、50m程離れた木さえも両断していた。まるで山羊座の聖闘士が使う聖剣、エクスカリバーのようだった。


「けど、武器を使っているからなぁ....完璧なエクスカリバーとは言えないな。」

「ああ。とりあえず岩薙を手から離すことから考えるか。」

「...童虎。凄いね。今のを躱すなんて...流石は黄金聖闘士。けど、次はかわせる?」


ぽつりと呟くように飛蘭は童虎に語りかける。そして刃を童虎の眉間程の高さに構え、闘志を燃やす。


「ワシも本気を出すかの。一応女子相手に小宇宙を燃やしたくなかったが、飛蘭が小宇宙(コスモ)を燃やせるなら別じゃしな。」

「小宇宙?」

「「「小宇宙知らなかったのか?!!」」」


飛蘭が小宇宙を知らなかった事に驚きながら3人は飛蘭に問う。


「あ、う、うん。なんか、ごめんね??」

「いや、構わんよ。飛蘭、小宇宙というのはな、人間が皆持っている力じゃ。けど普通の人は目覚めることがないのじゃが、聖闘士はこれに目覚め、燃焼させることで拳で空を引き裂き、蹴りで大地を割ることも、宇宙創造に匹敵する力さえも使うことができるんじゃ。」

「今、私が使ってるものが、小宇宙...」

「そうじゃ。飛蘭は小宇宙が使えるからの。遠慮はせんぞ?」

「元より私は武器を使っている。お互い遠慮は無しで行こう。」


サッとお互いに間合いを取る。


「「はあああああああああああ!!!!!!!」」

「廬山百龍覇(ろざんひゃくりゅうは)!!!」

「青斬三日月(せいざんみかずき)!!!」


童虎は無数の龍を、飛蘭は無数の三日月のような太刀筋をした刃をぶつけ合う。


「はあああああああああ!!」

「うりゃあああああああ!!!!」


辺りが砂塵に包まれ、それが晴れると童虎の拳は飛蘭の眉間に拳1つ分空けた所に、飛蘭の刃は童虎の胴から拳1つ分空けた所に構えた状態で立っていた。


「結果...見えなかったんだが。シジフォス、見えたか?」

「砂塵で見えなかったな。どうだった?」

「童虎の勝ちだよ。」

「いや。けど砂塵が無ければ相打ちじゃな。飛蘭よ、誰の元で修行していたんだ?」

「修行?したことないぞ?」

「「「は?あれで?」」」


黄金聖闘士に武器があるとはいえ、あれだけ互角に戦っていたのだ。修行したことがある、と踏んでいたが、まさかの修行したことが無い。その事実に3人は驚く。そして童虎、シジフォス、マニゴルドの順番に質問をしていく。


「じゃあこれまで何して生活してたんじゃ!!!」

「ん?鍛冶屋」

「....出身地は?」

「だから私は日ノ本出身だ。」

「親は?」

「流行り病で死んだ」

「スマン」

「マニゴルド、女性に過去を聞くな」

「あと年齢じゃな!!」

「二人とも黙れ!!!」


そんな茶番を黄金聖闘士がしているとふいに飛蘭が笑い出す。黄金聖闘士たちは不思議に思って問いかける。


「おい、お前どしたんだ?」

「ふふっ....なんか会話が子供みたいだなー、って。」

「「「誰が子供だ!!」」」

「ほら、被ってる」

「俺に至っては黄金聖闘士の中でも一番年上だからな?!!!」


シジフォスが必死に言う。どうやら年相応に見られないのが不満らしい。


「シジフォス、何歳?」

「28だ。」

「私より5歳年上だったの?!!同じぐらいだと思ってた!!!」


そうやって年齢で騒いでいると、サーシャが起きた。


「ん.....?????」

「お、サーシャ、おはよう。」

「ん.....飛蘭、おはよう。」

(可愛い)

(可愛い)

(可愛い)


こうして童虎と飛蘭の戦いは癒されて終わった。が、童虎は1つ忘れていた。そう、


面倒くさい天秤宮の修理だ。