天の樹〜時を超えてでも貴方を守る〜

第11章〜教皇と12名の黄金聖闘士その2〜

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「ついたぞ。ここが第2の宮、金牛宮だ。」

「き、きつい....」

「お嬢さん、こんなところで疲れていたら体が持たないぞ?」

「ど、どちら様、ですか.....ぜぃ....ぜぃ....」


飛蘭は意識が朦朧とする中、体が大きく、柔らかな笑みを浮かべた男性に聞く。


「自己紹介が遅れたな。俺はアルデバラン。牡牛座、タウラスのアルデバランだ。お嬢さんは?」

「私は飛蘭。イタリアにて鍛冶屋をしておりました。以後お見知り置きを。」

「....ん?鍛冶屋?何で鍛冶屋がここに?」


アルデバランに少し戸惑われながら聞かれ、飛蘭はこてん、と首を傾げる。


「マニゴルドに聖域に来い、と言われたので....何か問題でも?」

「...いや、何でもない。教皇がお決めになられるだろう。」

「??」


意味深な言葉をぼそりとアルデバランが呟く。勿論、飛蘭はよく分からない。が、1つ分かったことがある。それは。


「お嬢さん、疲れただろう?水でも飲んでいくか?しかもここから先も辛いからな。水筒、貸してやるから使ったらいい!!」

「飛蘭で大丈夫です!!ありがとうございます!」

「分かった!!飛蘭よ、休まなくても大丈夫か?」

「はい!問題ありません!!ありがとうございます!」


そう、アルデバランはとても優しく、何かあれば頼れる人だ、ということだ。













「...ここは?」

「双児宮。今は無人だ。」

「ふーーーん。(何か気配を感じるんだけどなぁ...けどここからは遠い....」

























「ここは?」

「ここか?俺の守護する巨蟹宮さ!!」

「ふーーん。あんた結構えらい人だったんだなぁ....」

「何だとこのやろっ!!」

「追いつけ、マニゴルド」




















「ここは?」

「ここは獅子宮。俺は獅子座、レオのレグルス、だよ?貴方は?」

「うおっ?!!!何処から?!!」


飛蘭は突然後ろに現れた幼い少年ーーーーーーー、レグルスに驚く。


「ん?訓練から戻ってきたんだ!!おねーさんは何でも名前?」

「私?私は飛蘭、イタリアの鍛冶屋だ。」

「....イタリア?」


レグルスの目つきが変わる。何かしたか?


「おねーちゃん、もっと遠くから来たよね?嘘はだめだよ?」

「っ?!!!!」


私が日の本出身ということは父と母しか知らない。何故、この子が。このまま徳川に知られたら.......



死ぬかもしれない。



「...何で分かったの?」

「そりゃあ「徳川に売り飛ばす?」...は?」

「何でわかったの??徳川のところまで連れていく?んで脱藩者捕まえた礼金でも貰うの??」

「は....???トクガワ....???ダッパン....???」


レグルスはきょとんとしている。が、これは私の生命の問題だ。そっと背に負っていた岩薙を取り出す。


「私は生きる....死ぬわけにはいかない....」

「ちょっ...?!!俺、そんなつもりじゃ....!!!」


瞳を閉じ、そっと刀に意識を向けるーーーーーーーーー


が、頭に激しい衝撃を食らった。




「っ?!!!」

「暴走しちゃだめだよ?飛蘭」

「シジフォスっ...!!!」


後から聞いたが、2人は異母兄弟、だそうだ。ナンテコッタイ


「その....トクガワ?とか分からないけど大丈夫、聖域は君を歓迎している。もう君はアテナの聖闘士候補生なんだ。」

「...!!!」

「だから大丈夫だよ?飛蘭」

「ありがとう....シジフォス....」


日の本を出てから初めて人に慰めて貰い、「味方」と言ってくれた。








私は、ここにいてもいいんだ。