撫子無双

もた@夢松熱中
@mota_aaa

男達の下心に

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『……』



ヘレンがターちゃんの部屋にお邪魔すると、箒を持ったまま壁に向かって立つ凛が居た。

「…あぁ」と呟き傍へ行くと、案の定彼女は壁に貼ってあるポスターを見ていた。



「…それ、ヂェーンさんよ」


『えぇっ!?』



そっと教えてやれば、信じられない!と目を丸くして驚く凛。



『これが…ヂェーンさんですか…』


「信じられないわよね。私も最初はびっくりしたわ」


『どんな生活を送れば、ああなるんでしょうかね…』


「本当にね!普通じゃ考えられないわよね?」



あははと笑う彼女達の背後には、魔神が立っていた。



***



「下らない事話してないでターちゃんの代わりにジャングルのパトロールでもしてきなさい」


『「いってきます…」』



ヂェーンに追い出され、二人は仲良くジャングルへ向かう。

ヂェーンの件ですっかり意気投合してしまった二人は辺りを見渡すが、今日は密猟者は居ないようだ。すぐに帰ってはまた怒られてしまうと思い、二人はジャングルが一望出来る丘へとやってきた。



「凛さんって、彼氏とか居るの?」



不意にヘレンに尋ねられ、凛は『え?』と彼女を振り返った。



「居そうよね~。剣道が強い日本男児の彼氏とか!」


『居ませんよ、彼氏なんて…一度も作った事ありませんから』


「えぇっ!?一度も!?」


『はい。小さい頃からずっと格闘技などの稽古ばかりで、男の方と出会う暇もなくて…』


「ふーん…じゃあ結構なお嬢様なのね、そういう意味では」


『さぁ…親は格闘技がとにかく好きで、お金が無くても無理して私にさまざまな武道を叩き込みましたから』


「よくそれでターちゃんに弟子入りしたわね?」


『でもターちゃんも、ペドロさんも梁さんも優しい方なので、全然平気ですよ?』


「うーん…」



そういう意味じゃなくてね?と教えてやろうかとも考えたが、本人が気付くまでは言わない事にした。



「(いつ気付くかしらねぇ)」