撫子無双

もた@夢松熱中
@mota_aaa

恋は四角形

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「ペドロさーん!」



ペドロと凛が部屋から出ると、外には一台のジープ車が停まっていた。そして出てきたのはピンクの服を着た女性。



「ヘレンさん!おはようございます!」



ペドロが元気に挨拶するが、女性はじっと二人を見るとそのままズンズンと歩み寄ってくる。



「…ペドロさん。この人誰ですか?」


「あっ、二人は初対面でしたね。こちらの方は凛さんです。凛さん、この方はヘレンさんと言います」


『ヘレンさん、ですか。私は楢橋凛と申します。よろしくお願いします』



ニコッと凛は微笑むが、ヘレンはペドロと凛とを交互に見比べたまま何も言わない。キョトンとする凛だが、突然ヘレンが指差した。



「凛さん!ペドロさんは渡しませんよ!」


『え?』


「へ、ヘレンさん!違うんですよ、凛さんは…」


「どうしたのよ、あんた達」


『あ、ヂェーンさん』



おはようございます、とヘレンが挨拶する。並ぶ3人を見比べてヂェーンがニヤニヤと笑う。



「朝から両手に華とは羨ましい限りね、ペドロちゃん」


「いやぁ、そんな…」


「何鼻の下伸ばしてるんですか!私という者がありながら!!」


「あ、いえ、そういうつもりは…」


『お二人はお付き合いされているんですか?』



凛の質問に、ペドロは唖然とし、ヘレンは顔を赤くした。



「そ、そんなんじゃないですよ!!」


「そうですよ!私達はそんな…恋人同士なんかじゃないんですから~」


『あら、違うんですか』


「いやいやそいつらはれっきとした、恋人同士だぜ」



どこから現れたのか、梁が凛の隣に並んでそう言った。



「だからペドロは諦めた方がいいぜ、凛さん。あんな奴より俺の方が強いし頼れる男だし…」


「ちょっと、梁師範!何勝手な事言ってんですか!」


「いいじゃねーか、お前にはヘレンさんが居るんだしよ」


「そういう事じゃなくて!」


「ペドロちゃん随分必死ね」


「そんなに凛さんがいいんですか!?」


「え?い、いやそうじゃなくて…」


「よっ!二股色男~」


「違いますよ!!」


『二股…』


「違います!誤解ですよ凛さん!!」



3人を同時に相手するペドロを、ヂェーンは哀れと眺めていた。