撫子無双

もた@夢松熱中
@mota_aaa

やまとなでしこ

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ターちゃん一家に新しく凛が加わり、男達は大満足のようだ。

ヂェーンは初め、彼女がここに住む事に反対していたが、迷惑料と称して渡された日本円に換算して5万円程度の金を受け取るとコロッと態度を変えて彼女の居住を承諾した。

だが、問題は他にあった。



「凛ちゃんがここに泊まるのは構わないけど、部屋がないわね」


「あ、そういえばそうなのだ」


『お部屋なんて大丈夫ですよ。私、外でも全然平気ですから』



へらっとして答える凛だが、さすがに女性を一人にして外で寝かせるなんて事は出来ない。一晩程度ならペドロ達の居る所へ寝かせ彼らはトイレへ行かせればいいが、これから毎日居るとなれば話は変わってくる。

ターちゃん夫妻と一緒にしようと言えば、『お二人と一緒だなんて恐れ多いです!』と本人が頑なに拒む。ペドロや梁は「別に一緒でもいい。寧ろ一緒でお願いしたい」と下心丸出しで答えるが、どうも安心できない。



「んー困ったわねえ…」


『私はどこでも構いませんよ?本当に』


「凛さんもこう仰ってる事ですし、僕達と一緒でとりあえずいいんじゃないですか?」


「そうだな。他に手はねぇし」


「でもやっぱり心配。あんた達と一緒だなんて…」


『大丈夫ですよ、ヂェーンさん』



そう言う凛は、懐からピストルや手榴弾を取り出し微笑んでいた。



『私はこれでも格闘家。空手や柔道、剣道や拳法も習っているので護身法ならきっちり弁えています。それに、いざとなったらこの武器で対処しますから』


「そうね。それなら大丈夫かしら」


「「(殺される…確実に…!!)」」



ペドロと梁の、美女との一つ屋根の下という薔薇色生活は、一変して死と隣り合わせの危険な生活へとなってしまった。




***




「凛ちゃーん。お洗濯が終わったらお夕飯の用意お願いねぇ」


『はい、ヂェーンさん!』



洗濯物がたくさん入ったかごを手にしながら、凛は明るく返事をする。

ここへ来た時と比べてかなり性格の丸くなったように見える彼女は、あれが素顔なのかと思うと案外、否かなり可愛く見える。

畑仕事を終えた男三人は休憩しつつ、彼女がてきぱきと仕事をこなしていく様子を眺めていた。



「凛ちゃんは良い子なのだー」


「そうですね。まさしく大和撫子ってやつですね」


「ヤマナデシコシコ?なにそれ」


「ヤマトナデシコ!日本女性の清楚な美しさを褒めていう言葉です。見た目はひ弱そうに見えて、その実気品に溢れ、とても優しく清楚な方を日本では大和撫子というんです」


「へえ~じゃあ凛ちゃんはまさしくヤマトナデシコだね~」



そんな事を噂されているとは露知らず、凛は洗濯物を干している。

それを見ていた梁がふと呟いた。



「なんか新妻みてぇだな」



その言葉にターちゃん達もうんうんと頷く。



「あんな奥さんが居たら幸せでしょうね~」


「ヂェーンの若かりし頃を思い出すなぁ」


「れんほー…ぐすん…」


『皆さんどうしたんだろう…梁さんは泣いてるし…』



凛は不思議そうに彼らを見ていた。