気づけば白球を追う君を目で追っていた。

(就^q^活)
@end_of_activity

再会、応援席にて

「ねぇ」

「え?」

「久しぶり。俺のこと覚えてる?」

「……覚えてますよ小湊先輩」









「中学の卒業式以来だから、2年ぶりくらいか。元気してた?」


「見ての通りです」


「しばらく見ないうちに……別に大きくはなってないね」


「……セクハラで訴えますよ」


「え? 身長のことなんだけど。何のことだと思ったの?」


「ぐっ…目線が胸元だったじゃないですか!」


「胸元? ああ胸ね。言われて今気づいた 」


「ぜったいウソだ…」


「大丈夫、世の中には色々な好みの人がいるから」


「励ますふりしてdisってますよね」


「イジられた時に一番良い顔すんの、前と変わってないね」





「青道の選手が稲実側応援席で何してるワケ?」


「……誰この人? 君の彼氏?」


「俺がこいつの彼氏なわけねーだろバカ。お前こそ誰だよ」


「成宮くん、相手3年生だしそんな喧嘩腰は……」


「成宮……あぁ、君が稲実で天狗になってる生意気一年ピッチャーか」


「そういうアンタは青道の野球部員なんだろ? 黙ってベンチ暖めてろよ」


「本当に威勢が良いなぁ……まぁオレの名前なんて試合後には嫌でも分かるよ。 君をマウンドから引きずり降ろしてるから」


「……言ったなこの細目野郎。今ここで宣言してやる。 お前含めて青道には1点も取らせねぇ」


「言うだけならタダだからね。好きなだけ大口叩くといい」


「いちいち癪に障るヤローだな」


「君こそだいぶ躾がなってないようだ」


「ちょっと待って! 二人とも初対面なのになんでそんなギスギスしてるの……?」


「だいたいお前も稲実の応援来てなんで青道の野郎とイチャついてんだよ?」


「君も仲良くする相手は選んだ方が良い」


「ふ、二人とも周りに人が増えてきたし、そろそろ選手席戻ろう……?」