ポケモンRSE トライメモリーズ Vol.2

彩波風衣
@huui_saiha

第10話「カナズミジムのツツジ」



 カナズミシティのカナズミジムに、ついにクウヤはたどりついた。

 いつも遊びに来ていたルネジムとは違う、その存在に対しいかにもという雰囲気を感じ武者震いをする。


「………誰が相手でも、絶対に勝つぞ!」


 そうクウヤは気合いを入れ、事務の扉に手をかける。


「たのもぉー! ジムリーダーいるかぁーっ!?」


 扉を力任せに開くクウヤ。 だが中はがらんとしていて、目先にはバトルフィールドしか見えなかった。 人の気配が全くないこの場所に対しクウヤは、拍子抜けできょとんとした顔になってしまう。


「あれ…? ……誰もいねーや………ひょっとして、ジムリーダーは今日おやすみとか?」

「いえ、私はここにいますよ」


 クウヤの言葉に応えながら、女性が扉の奥から姿を見せた。 深い茶色の髪をまとめ、桃色の瞳を持った学生服のような格好をした女性だった。


「私はツツジ、カナズミジムのジムリーダーです」

「えぇ!? あんたが!?」

「はい、私がです」


 クウヤの発言に対し、ツツジはニコニコしながら彼に問いかける。


「さてと………ここにきたということは、貴方は挑戦者かしら?」

「ああ、おれ、クウヤって言うんだ! じゃあ、ジムリーダーなら早速バトルしてよ!」

「うふふ………元気なチャレンジャーね。 わかりました。

ではクウヤさん、こちらへどうぞ」

「うん!」


 ジム戦を受け入れてもらえたクウヤは、ツツジの後を追いバトルフィールドに立った。


「………はじまるぜ………!」


 初めてのジムバトルだ。 クウヤは緊張してると思いきやとても楽しみにしてそうな目だった。 口元も、笑みを浮かべている。

これからのバトルに期待しているのだ………強い相手と戦えることを。



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