パシリじゃないっ!!

社長とは

進一『おー!伊月くん!任務から帰ったのか!』


伊月『あ!はい!今日はマジラッキーっす!』


進一『どんな仕事だったんだい?』


仕事というか…ただのパシリだけどな。


てかダメだ!!


宏也『あ、ああ!伊月は…っ!』


伊月『人気で5時間並んでも買えるか分からないクレープ屋のクレープを買ってこいって言われて。最初"500円出すから〜"とか言って来やがって。500円で誰が動くか!!って言ってやったら1500払うから行ってこいって!!1500ですよ?!なら行ってくる。って言って行って来たら!……ってあれ……』


あーあ。


終わったな、こいつ。


進一『…なんて?』


伊月『…え?!あ…いや…』


進一『誰が1000円以上からとか決めたん?お前こそなめとんのか』


とニコニコしながら伊月に迫っている。


そして。


キレると若くなる。


伊月『い…いやっ!!こ、これには訳がっ…!!』


進一『訳なんかないよな?ただお前が儲けようとしただけだよな?この仕事の意味わかってるか?』


伊月『パシリ屋。なんでもやります』


進一『………なめてんのか』


伊月『……えぇ……?』


収集つかなくなって来た。


てか会話になってないな。


宏也『しゃ、社長…っ!きゃ、キャラが…!!社長のキャラが…っ』


小声で耳打ちすると…


進一『……っ!あー!すまないね!伊月くん!ただ忘れないでくれ!俺らはお客様の為に動いて、お金を貰ってるんだ!感謝の気持ちを忘れるな!』


伊月『は…はいっ!!』


社長何気にいいこと言うんだよなー…


でもパシリなんだけどねー…


どんだけいい感じに言ってもパシリはパシリだ。


進一『じゃあわたしは少し先に休ませてもらうよ!!』


宏也『あ!はい!お疲れ様です!』


社長は自分の部屋へと帰っていった。


伊月『こ…こ…こう…やぁー…』


後ろからとてつもなく死にそうな声で俺を呼んでるやつが1人。


宏也『……って。お前泣いてんの…?』


伊月『こ…怖かったんだもーん…っ!!』


ガキだな。


多分勇吾や夏生よりもガキだ。


宏也『これはお前が悪い。勝手に仕事の方針変えたから』


伊月『うぅー…でもー…500円で5時間並ぶ奴なんていねーよぉー…』


そこは分かるのか…!!


じゃあ何故、暇で稼げるところがあるってことを知らない?!


本当に可哀想なヤツだな…


宏也『まぁこれで学んだだろ。勝手なことをしたら社長が今時の若者になるということが』


伊月『そーだな…!!てか宏也はなんで知ってたんだよ、社長がキレるとああなるって…』


宏也『あぁ……俺、初対面でキレられたから…』


伊月『……マジか』


夏生『宏也さーん!!ちょっと来てー!!』


宏也『はいよー!!いいか、お前はちゃんと反省すること』


伊月『あいよー…』


そして俺は夏生の元へ向かうのだった。



続く