僕らの涙

エレン・イェーガー 🌙
@MUVIhWEhIkkp5dM

第1話 僕の日常


「鏡夜!!さっさと起きなさい!!!いつまで寝てるの!!」


……朝、必ず母さんの怒声で目覚める。

いや、必ずと言ったわけではないか。でも高確率ではそうだ。


「…………わかった」


母さんに聞こえない程度に答える。この家は二階建てだからゆっくりと降りないといけない。


ミシッミシッと階段を降りる度に軋む音が聞こえる。多分母さんはこの音を聞いて気づくんだろう。かなり響くから。


「遅い!いつまで寝てんの!!」

「…………すみません」








「喋るなっつってんでしょ!!!」


パンッと小気味いい音が聞こえる。あまりにもいい音だったから、綺麗に入ったな……。

そう思っていると、腹に蹴りが入る。


「クッ…………!」

「黙ってちょうだい!!あんた、私に口答えするっていうの!!?」

「…………っ」

「なんか言ったらどうなの!!!?」


何か言ったら怒るくせに……とは言わない。それを言ったらひどくなる事間違いなしだ。












……母さんはいつもこうだった。


僕を呼び出して、殴る蹴るは当たり前。朝は大体キッチンに呼び出されるから、お湯をかけられた事も、包丁で切られた事もある。

我ながら思うが、キッチンでの危ないことは全部してるんだと思う。だって授業で習う危ない事は既に経験済みだから。








「……ったく、もういいわ、目の前から失せなさい」


そう言われるのが終了の合図。

僕は適当に服を整えると、また二階に上がる。

そこで制服に着替えて学校に行くのがいつもの出来事。


「鏡夜。あんた、今日は帰ってこなくていいから」


……たまにこういう命令もある。

まあ幼いながらに、何をしてるのかは知ってるから、近寄らないけど。