熟れゆく果実

うらりょん@ハンクラウェーィ
@StellaScentFlos

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「っ、は…ぁ、」

体を支配する、甘い疼き。脳裏に甦る、濃密な快楽。

「たかとら、さん…」


前回の逢瀬から一週間。


水無月葵は、快楽を教え込まれた躰を持て余していた。

──最早、自らの手では鎮めきれないほどに。


貴虎が多忙を極めているのは無論承知している。ドライバーの試作品も実験段階に入ったそうだ。これから更に忙しくなるのだろう。本来なら、自分が貴虎を支えなければならないのだ。


それなのに。


脳裏に浮かぶのは、優しく名を呼ぶ貴虎の声、頬に触れる貴虎の手、そして──


「違う、ちがう、私は…!」


考えたくない。認めたくない。


自分が、彼の身体に、行為に溺れているだけだ、などとは。


「貴虎さん…」


会いたい。会って、確かめたい。


自分自身の、気持ちを。





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