御坂出版物語(仮)

春原@低浮上になります
@SunoharA_aaa

その1

【顔近くないですか?】(腐要素有)

今こうして僕は伊東......雨竜先生の原稿が書き終わるのを待っているのだけれど、その、何ていうか暇だ。


いや言っちゃ悪いって言うのは分かってるんだ。雨竜先生はこうやって何度も書き直してくれているし、なんせ御坂出版を支えてくれている1人なんだし分かっているのだけれど、現代人な僕はどうしても暇なわけで...。

街に行ってカフェなんかに入ればWiFiは繋がっていて、ゆっくり落ち着いて紅茶でも飲みながら暇つぶしができる。 けれどもここはWiFiは勿論、カフェや喫茶店なんかもない。窓から少し外を見れば田んぼに畑に森と..........緑がたくさんあって人が全くいない所謂ド田舎だ。


「...高峯サン、書き終わった。」

「あっ、はい! 直ぐに確認しますね!」


受け取った原稿の束を丁寧に、折らないように慎重に確認していく。いつも思うけれど、雨竜先生は本当に字が綺麗だ。

雨竜先生は自分のことをあまり語りたがらないけれど、小さい頃は習字とかの習い事をしていたのかもしれない。

...少し憧れるな。僕は家が裕福じゃなかったから習い事とか塾にも通えなかった。学生の頃は、友達の話を聞いて羨ましいなんて思ってた頃がとても懐かしい。



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