僕と死神さん

カラス コンパス枠
@konpasu2017

16話 期間限定と死神さん

(小腹すいたなぁ…)


「ん、流星どっか行くんか?」


「コンビニ」


「んじゃ、俺も行こかな」


「何も買わないよ?!」


「嘘やろ?!」


「本当だよ!!」


「まぁまぁそんなこと言わずに一緒に行こうやぁ〜♪なぁなぁなぁ〜♪」


「はぁ、勝手にして」


「やったぜ★」


(コンビニ着いてくるの珍しいなぁ…初めは珍しがって着いてきてたのに、最近は全然着いてこなかったんだもん、少年漫画買ったいらいかな)















「え〜っと…」


(いつも思うけどお菓子沢山あるなぁ…病院の中なのにいいのかこんなにあって…まぁ、別に僕からしたら有難い限りだけど)


「流星〜!!流星!!」


「…ん?」


「ここここここれ!!!これこれこれ!!期間限定!!ほれこれ!!」


「買わないよ」


「なんでやぁ!!期間限定に弱いんやろ!!人間って!!なんでやぁあああ!!ぐぁあああああ!」


「癇癪起こすな…」


「買って買って買ってぇえええええ!!買ってぇえええええやぁああああ!!」


「…うわぁ」


「見るだけ見てや!!」


「なにそれ、見るだけ見ろって」


死神さんがいるのはアイスコーナーだった。


(…やれやれ)


「これこれこれこれ!!期間限定!!この字を見ただけで人間はうずうずして買わずにはいられんやろ?!」


「だから見せたわけ?」


「せやで?!」


「買わないよ」


「なんでや!!!話がちゃうやろ!!」


「誰の話だよ!!誰情報だよ!!」


(…はっ!コンビニだったここ…周りに…っていっても店員しかいないけど、凄い独り言言ってる子になっちゃった…店員は全然気にしてないようだけど)


僕はチラリッとアイスに目を戻した。


(…あれ?このアイス…知ってる)


「………。」


(それに…さっきの会話どこかでした覚えがある)


「………………。」



「なぁ!」

『ねぇ!』


「このアイス、2つに分けれるんや」

『このアイス、2つに分けれるんだ』


「一緒に食べようや」

『一緒に食べようよ』



(知ってる…知ってる僕は知ってる。その後のことを知ってる)


「し、かた、ない…な」

『しかたないなぁ…』


「こ、今度…お小遣い…かえ、して、よ」

『今度お小遣い返してよ』


「……………。」

『その時はまたこのアイス買って半分あげるからさ!ね?!』


「はいはい」

『はいはい』


「………。」


「…はっ!!」


(今の……って)


僕は気分が悪くなり、フラフラとコンビニから出ようとした。


「ちょいと」


「…え?」


「それ、お会計まだだよ」


「え、あ、」


いつの間にか僕の手にはあのアイスが握られていた。


(死神さんの仕業?!)


いつの間にか死神さんはいなくなってた。


「えっと…忘れてましたすみません」


「いいよ、払ってくれれば」


(…優しい店員さんでよかった)


僕はホッとしながら会計を終わらせて病室に戻った。















「いやぁ〜梨味のアイスって美味いなぁ〜♪」


「…はぁ、あれは反則だよもうしないでよね」


「…俺はなんもしてへんで?」


「とぼけてさ…」


「……。でも美味しいやろ?」


「まぁ…美味しいけど」


「買って正解やったな!!」


「……うん」


「なんや?元気ないな?」


「ねぇ、死神さん…死神さんの言ったこと昔言われたことがある」


「……へぇ」


「偶然…なの?それとも」


「…………。」


「…………。」


「アイス、溶けそうやで」


「え?!うわっ!!」


「アイスうまぁ〜♪」


(…なんか話そらされた!絶対そらされた…。やっぱり死神さんは…)














(…ほんまに俺はなんもしとらん。アイスは流星が握りそのまま入口の方に歩いていった。



まぁ、会話の内容はわざと…やけどな















ほぼ準備は整ったはずや、流星が俺の発言に【疑問】を持った。次でおそらく…













誕生日が来る前に…終わらす)

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