僕と死神さん

カラス コンパス枠
@konpasu2017

0話 初めましてと死神さん

僕には重い病気があったため病院で入院することになった。

これは入院初日の話


「流星?これからこの病室で過ごすことになるけど……寂しくない?ママ達もできる限り会いに来るから…グスンッ」


「パパもママもずっとずぅっっっと…流星の事を思ってる…だから、頑張って病気治そうな…負けるんじゃないぞ?……絶対に!!パパとママの約束だ!」


「せやで!!流星くん…!!負けたらアカンで!!」


「………。うん、お父さん…お母さん……僕、頑張るよ…」


ガラガラと扉をあける音と共に白衣を来た先生「頭ツルッツルやぁ…」


……が入ってきた。


「あ、先生……!息子がお世話になります!」

「流星を…流星を…どうぞよろしくお願いします!どうか…どうか…!!」


「旦那さん、奥さん、我々も全力を尽くします。」


「頑張れよオッサン!!」


「流星くんこれからよろしくね、先生達と一緒に悪い病気を治していこうね。もしも具合が悪くなったら直ぐにナースや先生に声をかけるんだよ。先生との約束だ。もしも寂しかったりしたら、遠慮なく私に声をかけなさい」


「俺もおるから安心し!」


「う、うん…今猛烈に気分が悪いかも」


「急に環境が変わったからかもしれんな…汗が凄いようだから体を拭いてパジャマに着替えてベッドに寝るといい」


「はい…先生」


「流星、ママが手伝おうか?」


「ううん、大丈夫だよ」


「しっかりしてる息子さんですな。……それでは奥さん、旦那さん…少しお話が…」


二人は頷いた。


「それじゃ…流星、パパ達はちょっと行ってくるから…何かあったら直ぐに呼ぶんだぞ?」


「うん、分かったお父さん…行ってらっしゃい」


「いってらぁ〜☆」



ガラガラと病室の扉を開けて出ていく行く先生と親


……扉がゆっくりと閉まった


「さてさて、体綺麗にフキフキしてベッドにネンネしよかぁ〜♪」


「いや、その前にお前誰だよ!!さっきからさぞ当然のようにいるけども!!」


「えぇ?!死神やけど知らんの?!」


「いや!何知ってる前提で話進めてるの?!……ってか死神?…とかよくわらないけど…病気でそう見えてるだけだ!!死神とか存在しないし!!」


「はぁ…出た出た…ベタのベタ…僕は信じないぞパターンのやぁつ…死神の説明って…1、お前の命とる2、お前死ぬぐらいしか無いやろがァい!この気持ちわかるか!!」


「分かりたくないし!知らないよそんなの!!」


「とりま良いから…タオルはい、これで体はよ拭け」


「なんで、よく分からないやつに命令されなきゃ行けないの…さっ!!」


「ブヘッ!タオル投げ返すなや!せっかく渡したったのに!!人の親切な行動を無駄にすんな!」


「親切な人は命取ろうとしない!まずお前は死神なんだろ!人じゃない!」


「やいやいうるさいガキやなぁ!」


「うるさいのはお前だ!僕の妄想の癖に!」


突然コンコンッとノックされる扉


「流星くん?大丈夫?そんなに騒いでどうしたの?」


ガラガラと扉を開けられ、中を覗くナースさん




「「あ」」




「……へ?」


その場にいた二人+死神1人の時が一瞬止まった


「きゃぁあああ!!た、タオルが!!タオルが浮いてるぅぅぅぅぅううう!!」


「ど、どうしたの?!」


近くにいた違うナースさんが悲鳴に駆けつけた


「た、タオル…が…う、浮いて…!」


「何言ってるの?!タオルが浮くわけないでしょ!しっかりしなさい!流星くんごめんね脅かして!」


「そーよそーよ!タオルが浮くわけないやん!このナース何を言ってるんやろかぁ全く!おほほほほほほ!」


「い、いえ…大丈夫です」

タオルは僕ががっしりと持っている。


「あ、あれ?私…疲れてたのかしら?…で、でも確かに…」


「ごめんなさいね流星くん!ゆっくり着替えてね!」


ナース達は扉をバタンっと閉めて去っていった。


「……アイツめちゃくちゃ怒られんねやろな」


「お前のせいだろ!!…ってお前他の人には見えないのか?物だけが浮いてるように見えてるってことは……僕の妄想じゃなくて…本当に居て……僕は…死ぬの?」


「うん、じゃなきゃ俺はお前の前に現れないし…見えもしない」


「そう…なんだ……」



自分の中の何かが砕けたようなきがした。





……時間が過ぎていき、親が病室に戻ってきた


「それじゃ、慣れないこともあるだろうけど……しっかりな流星」


「ご飯はなんでも食べていいって言ってたから…ママ、たまに手料理を持ってくるわね?」


「うん…お父さん、お母さん」


親は少し不安そうに顔を見合わせる。


「そうだ、お小遣い!病院生活は暇だろうから…売店でマンガや飲み物やら食べ物やら買うといい…それから…それから…」


「パパとママにいつでもスマホで電話しなさい…スマホ使い方わかる…わよね…?ママと……パパ……は、流星のこと…大好きだから……だから」


ぎゅっと三人は僕に抱きついた


(いや!なんでお前も抱きついてんだよ死神野郎!)


「いや、した方がいいかなって…」


(……心読めるなら空気読めよ)


「…はいよ」


二人は泣きながら抱きついている。

僕からも涙が零れた。


「はぁ…誰やこんな良い家族の子供の命奪おうとしてんの………って俺か」









僕と二人の気持ちが落ち着いた頃


「それじゃあな…」


「すぐまた会いに来るわ」


僕はコクリッと頷く


二人は扉を閉めて帰ってしまった。


少しため息が出る


「なぁなぁ、」


「何?なんかよう?」


「家でお前パパ、ママ言ってんの?」


「今は、言ってないよ」


「ふーん…なのにしつこいぐらいパパ、ママ自分で言ってたけどね」


「昔は、呼んでたからそれの名残じゃない?……ってなんで僕普通に話してんの…ってかなんでそんなに話しかけて来るのさ」


「いや、暇やもん」


「知らないよ」




そんなこんなでこいつがいる……

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カラスの妄想を書くお部屋見ても引かないと約束のうえ、ご覧ください♡