笑止千万 人の欲

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食堂に着くと、朝食の時間も終わっていた事もあり席の殆どが教職員で埋まっていた。


「帰ってたのか綾部!お疲れ様」


『おはようございます土井先生。前座っても良いですか?』


「ああ、お前には話さなくてはいけない事もあるからな」


土井先生が神妙な面持ちで此方を見る。

定食に練り物でも入っているのかと思ったが、土井先生の皿は綺麗に片付いていて何の話しをされるのか。


『おばちゃん、B定食まだ余っていますか?』


「与太丸君おかえりなさい。まだあるわよー

はい、お残しは許しまへんで!」


『いただきます!』



「食事しながらで悪いが、あまり嬉しい話では無いんだ」


『…天女様の事、でしょうか?』


「小松田君に聞いたかい?」


『はい。小松田さんが寝惚けているのだと思っていましたが…』


「まあ、天女様だなんて嘘だと思うだろうがな」


『その天女様は今どちらに?』




聞くところによると天女様は自分に言い寄る忍たま上級生を、言い方は悪いが侍らせて町にお出掛けになっているらしい。


途中からおばちゃんも混じったのだが、話を聞けばまあ酷い天女様だった。



『天女様には行く宛も無く、食堂の片付け等を手伝う事を条件に忍術学園に置く事になったが、仕事もせず上級生と遊んでばかり…そういう事ですか?』



「簡単に言えばな」


「天女様なんて言うくらいだから、慈愛に溢れた子だと思っていたんだけどねぇ」


『我儘娘の天女様も問題ですが…上級生達がそこまで腑抜けている事が僕には信じられません…』



と言うと、土井先生もおばちゃんも黙ってしまった。先生方もまだ信じられないのだろう。



『とりあえず、僕も天女様と上級生について調べてみますよ。出来る時は食堂の後片付けも手伝います!』


「あらあら助かるわ!無理はしないでね」


「しかし、天女様の周りの上級生はかなり気が立っているぞ?」


『僕も忍びとしての意地があります』



そうだ。六年間も学んできたのだから素人相手の諜報活動なんてお手の物だ。


自分に言い聞かせるように、脳内でこれからの予定を組み直した。


先ずは保健室で手当をしようか。



『ご馳走様でした!』