笑止千万 人の欲

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『六年い組綾部与太丸、只今戻りました!』


「あっ、与太丸君!お帰りなさいー!」


三日後の早朝、任務を無事に終え忍術学園に帰ると出迎えてくれたのは出発前より疲れた様子の小松田さんだった。


「お疲れ様!怪我はない?」


『はい、少し右腕に切り傷が付いたくらいなので保健室の手当で事足りるでしょう…小松田さんこそ、元気が無いようですが?』


どうせいつものドジで吉野先生に叱られたばかりなのだろうと、訪ねてみると予想だにしない答えが返ってきた。



『…天女様が降りてきた?』


「うん…」


『小松田さんの夢の話ですか?』


「本当なんだよぉ!それで、上級生が特にピリピリしていてね!」


『落ち着いてください!とりあえず、僕も保健室に行く途中で確認しますから』



どうやら自らを天女と名乗る若い女が突如忍術学園に現れ、上級生の大半は惚れ込んでしまっているらしい。


そんな事本当にあるのだろうか?


その時の僕は小松田さんが夢を見て寝ぼけているとしか思えず、友人達への手土産の団子を片手に悠長に長屋へと歩いていた。


今日は休みだから皆のんびりしている事だろう。


とりあえず風呂に入って食堂へ行こう。



頭の中でこれからの予定を並べながら歩いていると、喜八郎の蛸壺を見つけたが勿論スルーしておいた。




蛸壺の掘り方がいつもより荒いことには僕も疲れていたのか気が付けなかった。