ヒノモト首都事変

やる気がdead
@marine_menhely

動キ出ス光ト闇

「おいイチノセ、お前また面倒なの拾ってきたなぁ…」

呆れたようにヨツヤが大きく溜息をつく。

「だが、それは上だけでなく私達にも悪影響を及ぼしかねないものなのだろう?」

ミツハシの問いに、「ああ、勿論だ」と返す。

「はぁ…面倒そうですけど…軍の一員としては放ってはおけませんね」

「せやな〜、とばっちり食らうなんてたまったもんじゃないわ!」

ニノミヤとイガラシ隊長が続けて言う。

「よし…じゃあそうと決まれば早速動き出そう」

「だなぁ…なんだか大仕事になりそうだな〜」

「よしニノミヤ、早速情報収集だ。全戦力動員で行くぞ」

「了解です。任せてください!」

「よっしゃ、わしも調べたる!」

そうして私達五つの部隊は情報を集め始めた。


「う〜ん、なっかなか掴ましてくんねぇな〜…さっすがは上の連中相手だけあるわ」

ヨツヤはそう言って呆れたように笑う。

「お前も掴めてないのか…」

私がそう返すと、溜息混じりの答えが返ってくる。

「あったりめぇだろ…っていうか『お前"も"』ってことはお前んとこも情報なしってことか?」

「ああ…全然駄目だ。有力な手がかりが掴めない」

「第壱の精鋭でもダメなのかよ〜、ったく、参ったなぁ…ガクさんとこも何も掴めてねぇって聞いたしよ…」

「どうにかして何か掴みたいものだが…」

二人で溜息をついた。

「…あっそうだ。ニノミヤんとことミツハシんとこも聞き行ったらどうだ?あいつらなら何かしら掴んでるかもしんねぇぞ」

「そうだな…そうしてみる」

「ん、じゃ、俺もあともうひと頑張りしてみるわ」

「ああ。頼んだ」


「ニノミヤ、ミツハシ。今のところどうだ」

第弐、第参の臨時情報収集本部として使われている部屋の扉を開けて問うと、二人の声が返ってくる。

「すまん…第参も全然駄目だ。八方塞がりってとこか…。ニノミヤ、お前の方はどうだ」

「こちらもダメですね…小さいことは掴めても全然役に立ちそうにないものばかりで…」

まさか、情報戦を得意とする第弐、第参の手でも全く有力な情報を掴めないとは。

「そうか…第壱も第肆も手詰まり状態だ」

「そうですか…」

「今回はかなりの大戦になりそうだな」

「そうだな…上層部だけあってやはり手強いな」

「でもこのまま放っておくわけにはいきません、絶対に何か掴んでみせます!」

「うん。私ももう少し頑張ってみる」

「ああ、私も戻って探りを入れてみる」

開始早々、手詰まり状態になった情報収集。

このままでは危険だ。何としても何か掴まなくては。

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