雪【イケメン戦国】
Anthony @別館💚🙊💚
@Anthony_bekkan
③
「/////秀吉さん、屈んで…
髪に雪が積もってる」
「え?」
突然、小さな手が伸びてきて、耳の辺りにある髪を優しく撫でる…
そして一生懸命、頭に積もった雪を落とそうと背伸びする##NAME1##。
あぁ…もう…
何でそんなに優しくしてくれるんだよ。
俺なんかの為に…
「//////えへへ…よしよし」
「…っ…」
思わず屈めば、頭を撫でるように優しく雪を払ってくれる…
前にも俺の真似をして頭を撫でられた事があったな…
「/////秀吉さん、いつもありがとう」
“ドクンッ!”
このセリフには参った…
“ありがとう”は俺が言わなきゃいけない言葉だってのに。
「俺の方こそ、ありがとな
お前の存在にいつも救われてる
それから幸せも沢山貰ってる」
「/////秀吉さん…」
「な…
これからも、ずっと一緒にいような」
頰を包み込み、潤んだ##NAME1##の目元を優しく拭う。
本当に泣き虫だな、お前は…
俺の言葉なんかで、いつも泣いてくれる。
だからこそ、お前と一緒にいると”思われてる”って実感できる。
「/////ずっと一緒にいます…
秀吉さんの側にずっと…ずっと…」
「ん、じゃあ”約束の口付け”だ」
「//////…っ…はい」
目をつむった##NAME1##の唇に自分の唇をそっと寄せる。
「//////…ん」
そっと腰を抱き寄せ、頭に手を添えれば、応えるように##NAME1##が俺の羽織をぎゅっと掴んでくる。
言葉なんか無くったって、互いに気持ちは通じ合ってるんだ…
「愛してる…
これからも…ずっと…ずっと…」
「/////ぐすっ…秀吉さん…私もっ…」
感極まって泣き出した##NAME1##に再び唇を寄せる。
まるで妻を娶った気分だ。
口付けた”この瞬間”から、俺達は永遠に結ばれたんだ。
真っ白な雪の中で…