色アセタ世界ノ中デ

.°ʚ R ɞ°.
@Riran_0704_

2話 病状の進行

「おー、ミミカもりーりも先に終わってたんだ! お疲れ様ー!」


一番最初に入ってきたのは

ピンクの髪色と目がチャームポイントの

ミファ・ローライ

同じpoppinモデル事務所所属。

Ra'msのメンバーで バンドではドラム担当。

今更だけど私はピアノとボーカル。

ミミカはギター担当 なんだ

(あと一人はこのあと出てくるよ〜っ)

出身地は地下街じゃないけど、途中で引っ越してきた子。

だけどほとんどずっと一緒にいたね


ミミカと私も「お疲れ様」と声をかけた。


「お姉ちゃん、みーちゃん 早いね!」

ミファの後に入ってきたのは

私の双子の妹。 隠奈月 梓乃(かくれなづき ありな)

ここにいるということは当然事務所も同じ。 Ra'msのメンバー、バンドではベース担当。

アリナは私の双子で ずっと隣にいる子。

明るくて優しい子なんだけど キレると凄い怖い

そんなアリナは右目が盲目状態。 でも目はすごい綺麗。

周りからしたら目がみえる という感じに見えるだろうね。


私はふたり分の紅茶を入れるのにティーカップを机に置き立った。


「ここの部屋暑くない?」

「やよな、うちも戻ってきた時はくそ暑かったんよ。さすが暑がりのミファやな。 私はもう慣れたで? この温度。」

「この時期は特に嫌だよ、慣れるの早いね。」


ミミカとミファの会話を聞きながら

ティーカップを出そうとした


「はい、お姉ちゃん」


アリナがティーカップを出してくれていた。

優しいなぁ……そんなことを思いながら


「ありがとう アリナ」


と 微笑んでアリナの頭をそっと撫でた。


「ううん、お手伝いは当たり前だよ。」


「いいお嫁さんになりそうね?」


「アリナは料理とか出来ないから無理だね」


そんな話をしては2人でクスリと笑って話を続け

ティーカップに紅茶を入れて

アリナとミファに渡し 私は座った。


今日ここに4人集まったのはいつもの事なんだけども…

私は少しみんなに話したいことがあった


「それで、りーり。話したいことは何?」


忘れていなかったのか ミミカは話を戻して聞いてくれた。


──Ra'msの活動を開始したい


そう 現在私達はアイドルやバンドの活動を一時休止した。

理由は私の病状が悪化していたから。


私は生まれつきの喘息と吐血症を持っていた。

それが3年前に酷くなって活動を休止し

モデルのみの活動をすることにした。


急に活動開始 という言葉にメンバーは黙った、もちろん沈黙。

そんな沈黙が10秒くらい続いたあと


「アリナは賛成。」


とアリナが言った


「そうやな、りーりがリーダーなんやし。 私達もそろそろええんちゃう?って思ったんよね」


「またみんなで歌って踊って楽器演奏しよっか〜!」


「ベースの練習しなきゃね!」


みんな一気に元気になっては「活動開始」という言葉に賛成してくれた。

優しい…なんでこんなに優しいんだろ?

自分の体調が悪化して活動休止して…

自分の体調が治ったから活動開始って言ったのに…

不満ないのかな… と私は思った

3人の顔を見ても「不満」という顔ではなかった。

私は泣きそうに顔になって 涙を貯めた。

嬉しいのか嬉しくないのか 今は複雑の気分だけど。

3人の顔を見て少し安心した


活動開始したいってことを一ヶ月前に言おうとしてたのに なかなか勇気が出ず今になった。

もっと早くいえばよかったなぁ とも思った。

安心した私は早くいえばよかったと後悔を心の中でずっと言い続けた。


でも……


──口の中がすごい苦い


次の瞬間 私は咄嗟に口に手を当て吐血をした


「お姉ちゃん…?!」


アリナが気づいたのだろうか

左手で持ってた私のティーカップをそっととっては机に置き ティッシュを渡してくれた。


「タオル取ってくるから待っとき」


「りーり、大丈夫?」


ミファがそっと背中をさすってくれた。






治ったはずなのに…なんで?

活動開始と言った瞬間に吐血。

一瞬で悔しくなり 涙を流した


こんなはずじゃない。


治ったはず…


どうして?


なんで…


私はその言葉を繰り返し心の中で自分に言った。

言っても無駄だ。

吐血が酷くなっては止まらない。

視界が少しぼやけて見えてきた

2人の声も遠のいて聞こえる


「りーり!!!」


「お姉ちゃん!!!」


ミファとアリナの声っていうのはわかるけど……


私を呼んでるのはわかるけど……


なんて言ってるの……?


──し……り……て!!──


聞こえないよ…ちゃんと言って……


───き……て……!!──


来て……?


ここに居るじゃん……?


私は目を瞑ってそのまま意識を失った。


────────────


「病気持ってる子なんか要らないわ、望んでない 部下、さっさとこの男を傷つけなさい。」


そっか…生まれた当時は鬼族で男の子だったんだ……

魔王様……なんで僕を………