Fate/Recapture(二次創作)

夢夢夢
@eringi192514

Fate/Capriccio Day Ⅰ -3-

電話からの声は聞き覚えのある声だった。



「……『みっちゃん』?みっちゃんだよね!私だよ私!詩乃だよ!」



詩乃に連絡を取った人物。それは、詩乃の通っている高校の同級生である、「坪井美穂」だった。



電話からの声……美穂は詩乃の声を聞いたあと、先程よりさらに声音をあげ、



「え!?しぃちゃん!よかった……!しぃちゃん生きててよかったぁ!大丈夫!?怪我はない!?」



「少し足怪我しちゃったけど…大丈夫だよみっちゃん。それにしても……」



____アサシンのマスターがみっちゃんだったなんて……!



「私も驚いたよぉ。しぃちゃんもマスターだったなんて…!」



実穂もこの事実には驚きを隠せないようだ。しかし、すぐにしまったというように「あっ。」という声をもらしたあと、



「しぃちゃん今新宿だよね!だったら今ちょっと待ってて!『今迎え来てるから!』」



「え、……うん。……え!?今迎え来てる!?」



詩乃は今美穂が口にした言葉に驚きを隠せなかった。今詩乃が電話に出てからものの数分しか経っていない。


それなのに迎えが来てるなど早すぎる。


「ど、どゆことみっちゃん……。」



「う、うーん。説明は合流してからね!ぴっかぴかな黒い車が来ると思うから!怪しくないからちゃんと乗ってきてね!」


「えっちょ……!待っ「PI」


電話は切れてしまった。


いや、切られてしまった。



「切られちゃった……。みっちゃんこうゆう時に人の話聞かないんだから……。」


詩乃が溜息をつきながらスマホをしまうと、


「僭越ながらマスター。その迎えの車とはあちらなのでは?」


アーチャーは駅前の広場を指さす。するとその先には、真っ黒な高級車が停車していた。


近くに行ってみると、そこには「Kitagami group」とロゴが貼ってある。


北神グループといったら、世界でも名を轟かせるIT企業だ。


最近若くして就任した社長が、かなり頭が切れると有名だとか。


でも、どうして北神グループが私を__?


そう思っている間に運転席から



「マスターの浅葱詩乃様、そしてアーチャーのサーヴァントですね。これから我が社までお連れします。ご友人もおられますよ。さぁ、中へ。」


と運転手が顔を覗かせる。



美穂の言っていた通り、今来た車は黒いピカピカの高級車。


だが、北神グループが、今回の聖杯生存戦に何の関係があるのか分からない。



詩乃は疑り深く顔をしかめる、しかしアーチャーは


「マスター。今は怪しいかも知れませんが、今はこちらにかなり分が悪い。先の友人が居るのでしたら、行くべきかと。」


と耳打ちをした。


確かに今はあれこれ考えていても仕方がない。ともかく、ほかの生存者たちと合流するのが先決だろう。


詩乃は、車のドアを開け、新車のような匂いのシーツにアーチャーと共に腰掛ける。


するとドアは閉まり、黒い車は崩壊した新宿駅を走り去っていった。



……To be continued