こんな性別

∮かえで🍁∮
@kaede_akapink

莉犬side






俺はΩだ。





でも他のメンバーには言っていない。


好きな人に知られるのが怖いから。







引かれる?笑われる?嫌われる?離れていく?


こんな性別に産まれてしまったら

こんなことを思わない人なんていないだろう。





-LINE-


な〈今日はすとぷり会議するよー!必要なもの

を持って会議場所に集合してね!


る〈分かりました!

こ〈はーい


ジ〈りょーかい。


さ〈 おけです


はーい!〉莉


今日はすとぷり会議か...。

みんなといるのは楽しいけど、自分の性別を知られる恐怖が頭から離れない。



莉「ころちゃんは守ってくれる人がいていいなぁ....。」


無意識に出た言葉に、はっ!として素早く準備を進める。


莉「財布持った。携帯持った。ティッシュも、ハンカチも持った。あとは...


...あ、薬。」


もしもΩの症状が出た時用にピルなどの薬を持ち、‪αのメンバーに襲われ、噛まれないように首輪を付ける。いつもの事だからメンバーには何も言われない。


莉「行くか。」



時間に間に合うように家を出たため、10分前にはもう集合時間のそばまで来ることは出来た。









?「ねぇねぇおにーさん。」


不意に肩を叩かれ、振り向くとそこには知らない男の人がこちらを見下ろしていた。




俺はすぐにわかった。


こいつらは俺の、Ωの匂いで嗅ぎつけてきた‪α‬だと。




莉「ごめんなさい。用事があるので。」



襲われたくない。


俺はすぐに去ろうとした時






?「あ?Ωの癖に生意気なこと言ってんじゃねーよ。」


その言葉が聞こえた瞬間、腕を捕まれ路地裏へと連れ込まれた。



?「ここなら誰も来ない。お前もどうせ相手いないんだろ?俺が貰ってやるよ。」







いやだ。











こわい。










プルルルル

?「あ、電話きた。ッチ、ちょっと待ってろ。」


莉犬(チャンスだ。)



相手が電話をしているすきに、俺はすぐに走り出した。
















さとみside


今日は珍しく集合時間に間に合った。


な「あ!さとみくーん!こっちこっち!」


る「きたきた!」


ジ「よー間に合ったな。珍しい。」


さ「俺だって間に合う時はあるよwころんほどではないだろ?w」


ジ「まぁころんに比べたらそりゃねwまだ来てねーし」



やっぱころんは遅刻か。うん。想定内。


あれ、でも...


さ「莉犬は?」


る「それがまだきてないんですよ..LINEも既読すらつきません。。。」


な「いつもは5分前にはつくんだけどなぁ。どうしたんだろう...。」



なんかあったのかな...。


こ「おーい!!遅れてごめん!寝坊しました。」


る「遅いですよころちゃん。莉犬もだけど...」


こ「え?莉犬まだ来てないの?珍しいね」




心配だなぁ。



さ「俺莉犬の家行ってきます」


行こうとしたその時



莉「はぁ...!はぁ.....!」


さ「莉犬??」










莉犬side



やばい。遅くなった。もう追いかけてきてないよね?


追いかけられていないことに安心したが、集合時間に遅れていることを思い出し、また走り出す。




莉「はぁ...!はぁ.....!」



さ「莉犬??」



あぁ。大好きな人の声だ。


莉「はぁ..はぁ.....ごめんね!寝坊しちゃって遅れた!」


な「大丈夫だよー!珍しいね?」


莉「目覚まし器用に止めてたわ。えへへーw」


な「もーw早く行こー!w」




あー疲れた。


何だか体が熱い気がするが、走ったせいだと思い込むことにした。



る「...........」










るぅとside


何だか最近莉犬の様子がおかしい。

トイレに行く回数が増えてる気がするし、家に行こうとしても断られることが増えてきた。甘い匂いがしたり、今も顔が赤い。もしかして、莉犬も...?







いや、莉犬は‪α‬だ。

Ωだなんて1度も言っていなかった。


もう少し様子を見ようかな。













莉犬side


会議中

な「~~~で、~~~~ってことでいい?」


ジ「うん、いいと思います」


こ「んー、でもここは~~~~のほうが....」


莉「...っ、はぁっ...ぁっあ...んっ......っはぁ...」







....やばい。






さっきから体が熱く、少しクラクラしていて、気のせいだと思い込んでいたが、今予定していない発情期が来てしまった....。






まだ...ばれて..ない.........?

















さ「ねぇ、なんかめっちゃ甘い匂いしない?」











....え?





俺だ。絶対俺だ。


こ「え?そう?」


ジ「あーわかる。結構強めのね。誰か香水つけてんの?」


莉「.....あ..ちょ、ちょっとトイレ行ってくるね!!」


さ「おう」











-トイレ-


莉「.....はっ..あぅ......っん、ふぅ...」



どうしよう。


とりあえずみんなからは離れたものの、薬を飲まなければおさまらない。




でも、薬が入っているカバンをみんなの所に置いてきてしまった。









ほんとにどうしよう....。








スタスタスタ。




?「おーい、莉犬??」