GOD EATER

赤狐@夢垢
@akakon4x_yume

新人は見た

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「わっ!?テスカトリポカなんて…」


「聞いてませんよ先輩!」


「そりゃあ…」


「言ってなかったからな」


「頑張って、アネット、フェデリコ!」



遠くから見護るようにのんびり眺めているミカゲとソーマとは裏腹に、アネットとフェデリコの元へ突進していくのは戦車のようなテスカトリポカ。



「酷いです!」


「僕らグボロ種としか聞いて…うわっ!」



ミカゲの方へ訴えの眼差しを向けようとしたフェデリコへ、ミサイルが撃ち込まれた。が、寸での所で装甲を開いたので無事だった。



「ほら、余所見してると怪我するよ?それに私は"グボロ種かな~?"って言っただけよ」


「タチ悪いな」


「アハハ」


「って言うか、何で先輩達の方へ攻撃していかないんですか!?」


「僕らばっか…!」


「そりゃあ…」


「偽装フェロモン剤飲んでるからな」


「酷い!」


「ほらほら、文句言わない」


「お前たちの訓練に付き合ってやってるんだ。俺たちが前に出たら意味ないだろ」


「そんなぁ…」


「フェデリコ、インパルスエッジも上手く使ってみて」


「は、はい!」


「アネット、無闇に敵の懐に入るな。隙を見付けて叩け」


「わ、判りました…!」



2人のアドバイスもあってか、テスカトリポカ討伐は順調…とまでは行かなかった。足りない箇所はミカゲとソーマがフォローしながら大きな被害は出ず、無事に終わった。



「はぁ…終わったわ…」


「し、しんど…」


「お疲れ様」


「こんな事でくたばってるなら、まだまだ背中を預けるのは無理だな」


「ま、護れそうにありません…」


「その内強くなっていくよ。…あ、ほら。帰りのヘリが来たよ。戻ろ?」



空から大きな音を立てて着陸したヘリへと乗り込み、新人2人と向かい合う形でミカゲとソーマが座り、離陸した。

相当疲れ切っている2人に思わずミカゲが笑う。



「もう…笑い事じゃないですよ」


「フフッ、ごめんごめん。でも、あの系統のアラガミとの戦い方、判ってきたでしょ?粉砕攻撃が良く効くから、アネットの攻撃的な姿勢、良かったと思うよ?」


「あ、ありがとうございます!」


「だからといって、敵の目の前に立つのは誉められないな」


「うっ…すみません」


「怯んだ時に叩け。それまでは攻撃範囲外の横にいろ」


「バスターの一撃は重いからね。隙を作ってあげるために、フェデリコが頑張るんだよ?」


「はい」


「射撃の時、味方が射線上に居ないのを確認してから撃とうね。レーザーだから、撃った後の射線も考えること。いい?」


「カノンの二の舞にはなるな」


「近接武器使いから苦情が来るからね。苦情と言うか…威圧かな?」


「了解です…」



げんなりしたフェデリコに笑うミカゲが、ソーマの服を軽く引っ張る。



「ねぇ」


「?」


「ちょっと借りて良い?」


「あぁ」



主語のない会話にアネットとフェデリコの頭上に疑問符が飛び交うなか、ミカゲが腕組みをしたソーマの肩に頭を預けて目を閉じた。



(えっ、嘘!?)


(まさかこんな堂々と惚気られるとは思わなかった…!)


「…お前たち、何考えてやがる」


「えっ、だって…」


「ミカゲ先輩…って、…眠ってる?」



ヘリの音が煩い中、良く耳を澄ましてみると、小さな規則正しい寝息が聞こえてきた。

良く見ると気持ちよさそうに眠っている。



「静かにしておいてやれ」


「ミカゲ先輩、寝てないんですか?」


「さぁな…。ただ、4時に帰ってきたとしか知らない」


「4時って…夜中の!?」


「アネット!しーっ!!」


「はっ!」


「さっさと強くなって、コイツの負担を減らしてやれ」


「はい」


「私、お二人に恥じぬよう頑張ります!」


「フッ…。寝れる時に寝とけ。でないと、こうなっちまうぞ」



ミカゲを見ながらうっすら笑ったソーマも同じように目を閉じた。

アネットとフェデリコも寝ようとしたのだが



(ね、寝れない…)


(2人が寝てる姿を見るなんて、きっとこれからない…!)


(腕に抱きつかれてるのに文句を言わないソーマ先輩優しすぎる…!)


(あんな優しい笑顔出来るんだ…)



起こさないよう目で会話しながら、珍しいもの見たさで、アナグラへ着くまでずっと起きていた。






*****

(起こさないんですか?)

(良く眠ってるから…悪いだろ)

((ソーマ先輩が優しい。ミカゲ先輩にだけ))

((ソーマ先輩が優しい。ミカゲ先輩にだけ))

((お姫様抱っこしてヘリ降りていった…))