GOD EATER

赤狐@夢垢
@akakon4x_yume

夜食

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ソーマが任務を終わらせ、アナグラへ帰ってきたのは日付が変わった時刻。

直ぐに自室へ戻ろうとしたのだが、食堂の方から物音が聞こえたので気になって足を進めた。

覗くと灯りも点いている。おまけに何かを焼く音も聞こえてきた。


厨房へ歩いていくと



「…ミカゲ?」


「ん?あれ、ソーマ?」



コンロの所で菜箸を持ったミカゲが立っていた。



「何してんだ、こんな時間に…」


「んー…夜食?任務後だからお腹減っちゃって」


「太るぞ…あ、いや、太れ」


「女の子に言っちゃいけない言葉だぞー」


「正直な感想だ。お前はもっと太れ。細過ぎる」


「心配してくれてるの?ありがとー」


「なっ、違う…っ」



言い返そうとしたのだが、芳ばしい香りが鼻を通った。



「あ、焼けた焼けた」


「…何焼いてんだ?」



フライパンの上で焼かれているのは小魚。菜箸でひっくり返すと良い焦げ目を付けていた。



「あれ、ソーマ知らない?柳葉魚」


「ししゃも?」


「美味しいんだよー」


「何処で手に入れたんだ、そんなの」


「シュンがね、俺こんな小魚食わねぇから、とか言って押し付けてきたの。全く、魚の美味しさも判らん奴め」



それはシュンなりの労りではないか?と思ったが口にはしなかった。もしもミカゲに言ってしまえば、先の事など見えている。

ミカゲの事だから感謝を述べるだろう。それに気を良くしたシュンが、感謝するなら任務に付き合え、とか言い出してミカゲを連れ回す。


そこまで頭が回ってしまう自分に軽く溜め息を吐いた。



(どれだけミカゲの事を心配してんだ…)


「ソーマも任務終わりでしょ?」


「あぁ」


「んじゃあ、はい、あーん」



口元に持ってこられた柳葉魚がこちらを向いている。

食べろ、と。


一瞬間を作ったが、頭からかじり付いた。



「……」


「…どう?」


「…美味いな」


「でしょー!美味しいんだから!」



そう言ってミカゲも柳葉魚に美味しそうにかじり付いた。モヒモヒという擬音が良く似合う。



「…お前」


「ん?」


「ハムスターみたいだな」


「…んん?」


「もう1匹くれ」


「はい、あーん」


「…それ止めないか?」






*****

(美味しかったねー)

(だな。おいシュン、もう無いのか?)

(…ん?何でソーマが聞くんだ?)