GOD EATER

赤狐@夢垢
@akakon4x_yume

神機使い

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「君が我が支部初の新型ゴッドイーターだ。これからは極東を護る為、健闘を祈るよ」



調整室から実験場を見下ろすのは極東支部の支部長、ヨハネス・フォン・シックザール。…だった気がする。

気がするっていうのは未だに私の頭の中は霞が掛かっていて、上手く処理出来ない状態だから。そんな中挨拶されても覚えられない訳で、今も必死に記憶を探って必要最低限の情報を頭に響きかせただけ。


右手首に填められた赤い腕輪。填められた時とても痛かった。


アラガミはオラクル細胞の塊で…。

アラガミって何だっけ?

あぁ、人間を食べる人類の敵。

そのアラガミに対抗するためには、そのオラクル細胞を宿した神機という武器が必要で、それを扱うにはオラクル細胞への抗体を体に宿してなくてはいけなくて、その為の腕輪で、ここから定期的にオラクル細胞が与えられて…?


あやふやな記憶の中、聞いた説明を間違っているかもしれないが、ここまで覚えている私って凄くないか?


手にした神機。とても重そう。でも軽々持ってる自分。


これがアラガミに対抗する唯一の手段。


それだけ


それだけ


…私自身の事は?


何も判らない。思い出せない。

私の名前は?家族は?友達は?過去は?


私は一体誰なの?



「城崎ミカゲ、これからメディカルチェックを行う。それまでエントランスでゆっくり休むと良い」



城崎ミカゲ


それが私の名前?


背にしていた扉が音をたてて開く。



(まぁ…いいや)



何も無い私は元から何も無かったのだから、失うものなど何も無い。

考えて混乱するだけ無駄である。


それならいっそ、ここから新しい世界を作っていけば良いのだから。