夕星アリス

ぷりん。
@am1632a

夕星アリスは中学二年生の女の子。師匠となる、P・P・ジュニアとペンギン探偵社で働いている。


ここは学校だった。


「うう・・・」とアリス。

「どうされたんですか?」と計太(けいた)。計太は同級生の男子だ。


「・・・難しい・・・」

「それは分かることが難しいのかな?」とひょいと横から顔を出す響琉生(ひびきるい)。


クラスはのどかな昼休みだったのだ。

春を夢見るような。


アリスは考えるのが遅い。

しかしそれはしばしば正確であるのだが。


「たぶん・・・分からないことが・・・分かってないんだと思う・・・」


ゆっくりと話すアリス。お茶菓子。

響琉生(ひびきるい)と計太(けいた)はそれを見て、理解したようだ。


とくに響琉生(ひびきるい)が。


「理科の宿題だね」と響琉生(ひびきるい)。


「なんで・・・物体は動くのか?


考えていたら・・・不思議になってくる・・・」と夕星アリス。


「考えることも大切だけど、アリスのように不思議さを感じることも大事だと思うな」と響琉生(ひびきるい)。


「そうなの・・・?」と夕星アリス。昼休み。クラスメイト。


「過去の偉人たちもそれを考えてきた。そして運動について、ようやくまとまった意見を出した。中学や小学校、高校で勉強を学ぶこととは、過去の不思議さを追体験することなんだ」と響琉生(ひびきるい)。


「速いものと遅いものはどちらが速いのか?」と計太。


「時間はそれを変えてくれる魔法なんだと思う・・・」と夕星アリス。


「そうだね。そうかもしれない」と響琉生(ひびきるい)。


「だからこころを落ち着けてパズルを解くことが大事。理科の宿題でも」とつづける。


計太がいう。

「ああ。世の中の時間がもっと速くなればいいのに」「あたしは・・・遅いほうが・・・」とアリス。


学校。教室。クラスメイト。

陽光のその美しさにつつまれるのを夕星アリスは感じる。