戦国恋戦譚・起

創作野紅色@創作戦国
@suskbeniiro0208

信じる心

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柿崎さん達がいなくなって、二人きりなった。


「あの。」


謙信

「どうかしました?」


「なんでそこまでしてくれるんですか?

よくはわからないですけど、私の存在ってその・・・。」


謙信

「確かに、時駆けの乙女は手放したくない。

だけれど、君は一人の女子だ。

遠い未来から来たのであらば、家族が心配してるでしょう?

帰る場所があるのならば、帰るべきです。」


「・・・・・・。」


優しいその言葉に、私は本当に信じていいのかと

疑ってしまう。

なんで、こんなにもこの人は私に優しくしてくれるのだろう。


謙信

「私の目を見てください。」


ふと、上杉さんはしゃがんで私に目をあわせてそう言った。

上杉さんの目は、紫の綺麗な目が私をみている。


謙信

「信じれませんか?私のこと。」


「え・・・?」


どうして、わかったのだろう。


謙信

「どうして、わかったんだろうと思いましたね、

貴方は顔に出やすいのですよ。」


ふふっと笑う上杉さんに思っていることがバレていたのかと

思うと、とても恥ずかしい。


謙信

「今は信じてくれなくて構いません。

でも、毘沙門天・・・、いえ、私が信じる神に誓って、

貴方を帰るべき場所に返します。」


その言葉は強く、私の胸に響いた。

この人なら、私を、元の時代に返してくれると、

そう思えた。


謙信

「さて、春になったばっかりの越後はまだ寒いですから。

床に座ってばかりでは冷えますよ。」


そう言うと、優しく笑って、手をさしのべてくれた。


「あの、上杉さん。」


謙信

「謙信でいいですよ。その方が私も呼ばれ慣れていますから。」


「じゃっじゃあ・・・、謙信さんで。」


謙信

「はい。」


満足そうに笑う謙信さんの手を取って立ち上がる。


謙信

「私の世話係なら、近くの空き部屋を使うといいですよ。

景持が掃除してくれているだろうから、埃はないと思いますよ。」


「あっありがとうございます。」


謙信

「では、案内しますね。」


歩いて行く謙信さんについて行って、謙信さんに

屋敷の中を案内してもらった。