『restart』

『restart』⑧

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ある日の休日、☆☆のかかりつけ小児科のスタッフさんや周囲の方々の助言を受けながら

☆☆を連れて病院を訪れることにした。

母親が突然いなくなったこと等あま理解しきれていない現状で迷ったが、

きっと親子なのだから乗り越えてくれると信じ

小さな手をしっかりと握ってかおるの病室へ・・・

『☆☆、元気にしてた?』

40日ぶりに目にした母親の車いす姿、動かない左手に何を感じたか分からないが、

小さな手で左側を触り、少し撫でているような労わっているように見える仕草をした。

『お母さんちょっとこっちの体が動かなくなったの。でも頑張るね。』

言葉は発しないものの、うんうんと首を縦に振り母に少し微笑んだ。

「ほら、母ちゃんが元気になったら動物園行くんだもんな、頑張ってって母ちゃんに言わなきゃな」

《うん、かあちゃんがんばってね!》

嬉しそうに微笑んでかおるは右手で☆☆の手を取り

『ありがとうね、お母さん頑張るから待っててね。』

あんなに娘に会うのが怖かったのに、実際こうして会えた今

もっと早く合わせるべきだったとほっとした瞬間だった。


その後看護師さんに聞かされた話

あの日、病院を後にして暫くしたら

かおるは声を殺して暫く泣き続けたらしい・・・

☆☆にやっと会えたこと

自分の今の姿を見せてしまったこと

混乱させてしまったのではないかと

いろいろな感情が入り混じり、涙が止まらなかったらしい。

ごめん、そこまで気づいてやれなくて

でも泣くのも大事だって、涙は心の汗だって思う

泣いても笑っても俺たちはずっと一緒だから

前を向いて少しずつ進めていこうな


そうこうしているうちに、

回復期病棟のある転院先が見つかり、

自宅から車で5分という近さで

さらに通いやすくなる半面

そこは想像をはるかに超えた病棟だった・・・