リンネ

凍刕*創作
@To_ri__sosaku

prologue

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忘れられない罪が在る。


何度背負わなくていいのだと言われても捨てられず、背負い続ける罪である。


生きることさえ烏滸がましく、かといって死ぬことさえ償いにはならない。


ただ背負い、責められるならば受け入れ続けるしかない罪である。



私も被害者なのだと何度も諭された。

───同時に忌まわしい彼等の血が流れる私は加害者でもあった。



誰よりも長く、幾つもの実験の被害を受け続けた最大の被害者だと憂いを帯びた顔で宥められた。

───沢山の犠牲があり、成功したモノや比較的成功率の高いモノを優先的に付与されたのだ。


長生きもするし、私は死なないように他の子供達より丁重に扱われたのに、早々死ぬ訳がない。

むしろ私を生かす為に、私という他のファミリーへの切り札を造る為に殺されたとも言えるだろう。


最も、色々な能力チカラを付与し、早々簡単に死なない状態にしてから行われた最後の実験最後の仕上げだけは違ったが。

他に成功者など居なくても、私なら成功できると……私が成功したら理論は間違ってなかっただの受け入れる側に問題があったのだとまた沢山の犠牲者を増やしたのだから。



被害者だと、私は悪くないのだなんて、絶対に主張することは出来ないのだ。


私を造る為に沢山の犠牲者が生まれ、私が生き残った為に中断されるはずだった実験が継続された。


彼等を滅ぼしても、彼等が奪った生命も家庭も、何一つ元には戻らない。

私は一人、のうのうと生き残って何一つ不自由なく生きている。


これが罪悪と言わず、何を罪と悪とするのか。



私には決して赦されない、忘れてはいけない罪がある。





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