黒と白

ルーフス@低浮上を極める
@Seto_Kurona

少年K

〜♪

「あっ!これだよ、これ!モノクロームの曲!」

先ほどの客が、フロアに流れ出した音楽を耳にするなり、パッと顔を綻ばせた。

操作室から戻ってきた少年も、それを聞いて顔を綻ばせる。

「へぇ〜、結構この声好きかも。」

「でしょっ?こっちはシロくんて言うんだよ!

…で、今歌ってるのがクロくん!」

「あ〜、シロとクロでモノクロってことか!」

「ちょっと、今そこに納得する時?」

「あっはは!ごめんごめん。でも、歌詞とかも深くていいね。なんか、バンドってもっとぶっきらぼうなイメージあったけど、こんな優しい歌歌うんだ〜。」

「でしょでしょ〜っ!!

後はこういうのもね…」

ステージの裏から会話に耳を立てていた少年も、話を聞いているうちにどんどんと頬が緩んでいた。

音響機材のすぐ横の壁に背を持たれて、アンプが揺らす空気に合わせて小さくリズムを刻む。

そうすると自然に歌詞が口をついて出てきて、小さく声を出して一緒に歌っていた。

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