黒と白

ルーフス@低浮上を極める
@Seto_Kurona

うつむいて歩く俺の視界に映るのは、石ころや躓いたせいでできた傷が沢山あるボロボロの裸足。

もう立って歩くのがやっとで、今走れって言われたら確実に膝が折れそうなくらい力が入らなかった。

冬の寒さに、布一枚で外を歩く俺の体は限界で、身体中が電気でも通ってるみたいに震えて仕方がなかった。歯がガチガチ鳴って、腕もブルブル震えて物は持てそうになかった。

(おなかすいた…。さむい…。ねむい…。

……だれか、たすけて…)

いよいよ眠くなって視界がぼやける。瞼が体中で一番の怪力をもってして閉じようとしていた。


「……!…い、……?お…!」

誰かの叫ぶ声が遠くの方で響いて頭の中に反響する。それが誰かも分からないまま、視界がぐるりと回って、俺の瞼と体は崩れ落ちていった。

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