銀色の夜空

沢田千姫
@riayamato

第4訓

この小説は夢小説 (名前変換ができる小説) です。
キャラベルに登録してログインすると、登場人物の名前をお好きな名前に変更できます。

「新八ィ!神楽ァ!おめーら残って留守番してても良かったんだぞ!」


走りながら後ろにいる2人に言う。これは俺の問題であって2人は関係ない。


「何言ってるアルか!私と千ちゃんはもう友達ネ!困ってる友達を助けるのに理由なんていらないネ!」


「僕達は澤田さんに命を張ってもらって助けてもらいました!なのに僕達が助けに行かないなんて、侍の風上にも置けません!」


後ろを振り返ってみた2人の目は煌めいていた。確かに意志を持った瞳をしていた。


「そーかい…そんじゃぁ行くとするかぁ!」


「「おう!/はい!」」


「万事屋ー!」


「土方?それにおめーら何してんの?」


後ろから土方の声が聞こえたと思ったら、真選組の十数台のパトカーを引き連れてやってきた。不思議に思い、足を止める。沖田くんが運転するパトカーが俺の横に止まり、土方が助手席から窓を開け、声をかける。


「乗れ」


「は?」


「いいから乗れ!いつまでもチンタラ走ってたら、その女殺されちまうかもしんねぇだろうが!そうなったら真選組としても面子が立たねぇんだよ!」


「旦那ァ…。俺はあの女に借りを作っちまった。だから俺はその借りを返さなきゃなんねぇでさァ。ついでに真選組の仕事をしてるだけでさァ」


「ついでってなんだよ!おめーはいい加減仕事しやがれ!」


要するに手を貸してくれるって訳だ。まぁあいつらにも仕事とかいろんな事情があるのかもしれねぇが…。急に両袖を引っ張られた。見ると不安そうな顔をした神楽と新八だった。恐らく俺が断るとでも思ってるんだろう。


「 分ぁってるよ...。んじゃ大串くん、頼むわ」


アイツに関してだけは、どんな手を使っても、どんな事をしても俺は守る。そのためなら、頭を下げようがなんだろうがやってやろうじゃねぇか。


「オイィ!誰が大串くんだァ!」







あれから土方達のパトカーに乗せてもらったおかげで、走るより何倍も早い速度で着いた。目的地は目の前だというのに速度を落とす気配がない沖田くん。


「おい...。おめーらまさか...」


引きつった声で聞く。そしたらやっぱりな返答が返ってきた。


「このまま突っ込む」


「ちょっ!!!」


「私達まで何巻き込もうとしてるアルか!?そんなに突っ込みたいなら自分達だけでやるネ!!」


さすがにこれには驚いた神楽が抗議する。


「俺達真選組が囮になる」


「!」


「少しでも派手に突入してヤツらの気を逸らせられれば、テメーらも入りやすいだろ?」


「...んで、そこまで...」


土方の作戦に疑問を抱いた。土方が煙草の煙を吐き出し言った。


「こっちは総悟以外にその女を知らねぇが、テメーらは全員知ってる。それにテメーらも俺らも仕事をしに行くんだ。たまたまその場所が一緒ってだけだ」


「土方さん...」


「大事な女なんだろ...。テメーがそこまですんだ。だったら、テメーが迎えに行け。自分《テメー》が惚れた女くらい自分《テメー》で守りやがれ」


そーいやぁ、こいつらもそうだったな。そう思ったら、素直にこいつらの好意を受け取れる気がした。


「...ありがとな…おめーら...」







1 / 4