雄英1年A組と寮母さん

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1年A組寮より朝の風景と休息タイム

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数種類のパン、ウインナー、ハムエッグ、スープ数種類と他にも諸々を分けて並べる。朝は並べる暇がもったいないからバイキング制だ、食器もきちんと用意して朝の放送をかける。



「寮にお住まいの皆さん、おはようございます。朝食の時間です、遅れた方はご飯抜きですよ」



これが、1日の始まり。



「おはよございまーす、あ〜ええ匂い〜!たまらん!」


「おはよう、麗日さん」


「おはようございます、海月クラゲさん」


「おはようございます!」


「おはよう、緑谷くん、飯田くん」



大抵、朝一番に見る顔ぶれがいつも通り挨拶をかける。うん、今日は一段とボサボサ具合がすごいぞ緑谷くん。そして、彼らを始めとしてぞろぞろと寮生たちは降りてきた。

雄英の生徒達はヒーローを目指すだけあって人格的にも個性的な子が多い、飯田くんのような模範的な優等生もいれば。



「爆豪くん、おはよう」


「…………」


「おはよう」


「……チッ、オハヨーゴザイマス」


「舌打ちしない、 お は よ う ? 」


「いででででで離しやがれクソババァッ!」


「ちゃんと、名前で、 呼 び な さ い 」


「あ〜あ…」



こんな感じで大分反抗的な態度で応酬する生徒もいる、挨拶する時と話をするときは目を見て話せと何度言えばわかるのやら。食器を取ろうとした手の甲を抓るものの中々素直に謝らないのも反抗期故か、それはそれで男の子らしくていいんだけど。こんなんだけど出されたものは食べるし食べ方も綺麗なのよねえ、不思議なことに。



「おはようございます、海月クラゲさん」


「おはよう、八百万さんに轟くん」


「ご飯だー!」



礼儀正しく頭を下げる八百万さんは姿勢が綺麗だから挨拶すらも様になる、轟くんは声に出さない代わりに軽く会釈をして好きな物をとりに行き、芦戸さんにいたってはご飯の匂いにつられて小走りでいく。朝食の時間において、それぞれの性格が出るようだ。

それに続いてくるのは朝は少し寝坊するメンツが降りてくる、寝ぼけ眼を擦るのは切島くんと上鳴くん。



「オハヨーッス……」


「ふぁあぁ〜〜〜……」


「あらあらまあまあ、しゃんとなさいな」



上鳴くんに至っては寝癖がついていますが教えるべきなのか迷う(教えたれや)、しかしまあ先に席についてた爆豪くんに怒られて目を覚ますだろうから大丈夫だろう。



「ご馳走様でした、鮭のムニエルとても美味しかったわ、ケロッ」


「それは良かった、今日も頑張ってね蛙吹さん」



猫背気味の蛙吹さんは“個性”の影響でカエルに似ているけどかわいい子だ、笑顔は特にかわいい。幼さを残していて、けれども年不相応なほど冷静な子。よくよくA組の中で暴走しやすいを宥める側に回るらしい、爆豪くんはきかないけども。



「うおっ、やべぇ時間だ!」


「急げ急げ!あ、海月クラゲさんごちそうさまッス!」


「はい、どうも。いってらっしゃい」


「いってきまーす!」



元気良く手を振る彼らが学校へ行くところを見送り、食器を片付ける。ここのところの朝は、とてもにぎやかで眩しいものだ。悪くはない、むしろ最近ではそれが楽しくもある。雄英に来た頃とは心境が段違いと言っていいくらいだ、さて。



「洗濯日和だなぁ」



―――私はこの“世界”の人間ではない、突拍子もないと笑われそうだが事実だ。

最初こそ私も訳がわからなかった、いつものようにコンビニへ用があって向かう途中、ぐにゃりと視界が歪んで“あぁ体調良くなのかな”ぐらいにしか思わなかった。数秒も立たずに見知らぬ土地に立たされ、面食らったのは言うまでもない。


知っているはずなのに知らない、私が知る日本とは違う日本。


どうしてこうなったのか、宛もなく彷徨い、遂には膝を抱えてしゃがみこんで追い打ちをかけるように降り注ぐ雨に打たれていたところをオールマイトが見つけた。頼りがない今は致し方あるまいとダメもとで事情を話したところ、連れて行った先が雄英高校の校長のところだった。意図は分かりかねるが、根津校長が私の保証人となってくれて、代わりに校内の仕事―――掃除婦になった。

それから色々な騒動を経て、雄英は全寮制を導入し、同時に私はA組寮担当の寮母さんに移行したわけだ。



「慣れてきたかい、海月クラゲ


「ハイ、だいぶ」


「そうか、正直爆豪あたりに手を焼いてるのではないかと思ってたんだが」


「あはっ、まだまだ可愛いもんですよ彼」



暇を見て様子見に来たオールマイトが持ってきたお茶菓子に手を付けながら、ひとときの休息タイム。自分が連れてきただけに気にかけてくれるのは嬉しいけれど、まさか仕事サボってきてるとかじゃないだろうかとこの頃考える。まあ、この人は性根が真面目だから有り得ないとは思うが。



「可愛い、か。はっきり断言するんだね」


「口は悪いけども、行儀はさして悪くないですよ。頭の良い子ですよね、口は悪いけど。毎朝手の甲つねられるのに直さないんだから」


「ははっ、さすが!」



毎朝の彼らとのやりとりを話してはオールマイトは笑う、元いた場所とは近いようで遠い日常をこうして送っている。はじめの頃よりも笑えている自分に驚いている、悪くはないけど。


―――元いた場所に戻れるのか、を聞いた時。

根津校長は濁したけれども、可能性の低さを示唆された。それを聞いた時の私の反応を、オールマイトは何かしらの不安を感じたのかもしれない。それなら、それで腹を括るしかないと思っただけなのだけども。




「さて、私はそろそろ仕事に戻るか」


「わたしもそろそろ夕飯の下ごしらえしないと」


「ん、では海月クラゲ!プルスウルトラ!」


「それ今言うところです?」



さて、今日の晩ごはんは何が良いだろう。






始めました。やっちゃいました。