呼吸(全27話)

ゆき@A5158
@y01_k25

まるで彼女は、子供のように

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気が付くと、布団で横になっていた


部屋に戻ってくるまでの記憶がない


中也が連れてきてくれたんだろうけど


『……中也?』


「起きたか」


中也を呼んだら、隣に居てくれていた


「大丈夫…なわけないよな」


『ううん、もう大丈夫』


身体を起き上げる、意外と怠かった


中也は優しく頭を撫でてくれた


ダメ、ちゃんと言わなきゃ


中也に、隠し事はしたくない


これくらい、言えなきゃ


ギュッ


『!』


目の前が真っ暗になった


中也が、抱き締めてくれていたから


「んな泣きそうな顔してんのに無理して話そうとすんな」


『な…んで?』


「何でだ?俺を誰だと思ってんだ」


中原中也、千彩の一番の理解者だ


「辛いならいい、話せる時に話せ」


だから、今は何も話すな


『…中也』


溢れんばかりに流れる涙


耐えられない、辛くて痛い事を


思い出してしまっていた


ずっと、忘れていた、消してきた過去を




+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+




『…スー』


「…寝たか」


泣き疲れたのか、千彩は寝始めた


そっと身体を布団に戻し、窓際に腰掛けた


あの野郎…正樹つったか?


あの口ぶりだと千彩がまだ


三下マフィアの元に居た頃を知っている


まさか、まだ生き残りが…?


んなわけない…よな


俺は携帯を取り出し、電話をした


ピッ


「新婚旅行中なのでは?」


「そうだったんだが、お前に聞きたい事がある」


掛けた相手は、広津はすぐに出た


古株のコイツらなわ知ってるはずだ


「私に答えられる事ならば」


4年前、太宰が潰した三下組織の話を