呼吸(全27話)

ゆき@A5158
@y01_k25

忘却の記憶に、残るもの

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『中也の馬鹿』


「悪かったって」


『思ってないくせに』


「思ってる」


『顔が言ってない』


布団でぐったりしてる千彩


風呂で何回したかわかんねーくらいした


つか、それが目的だったんだけどな


『せっかく中也と旅行なのに…』


「楽しかったろ?昨日」


『楽しくなんか…!』


言い終える前に止まった


あの素直さはまだ残ってたか


『…もういい』


布団を頭から被る


「千彩」


『………』


「おーい」


『……ふん』


こういう時にどうすればいいか


俺は知っている


「あーあ、俺"1人"で売店にでも行ってくるかな」


『!』


首領ボスや姐さんの土産選びに時間掛かるだろうしな」


布団から顔を出した、可愛い


『…行く』


「無理しなくていいんだぜ?」


『一緒に行く』


布団から起き上がり抱き着く


俺の勝ち




+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+




『コレとコレと…あとコレ』


「買いすぎじゃね?」


『だって樋口とかにも買うから』


カゴに入る大量の土産物


やっぱ女ってこういう買い物は…あ?


さっきからこっちを見てる奴がいる


何だあいつ…って、こっちに来やがった


「千彩?」


『?』


野郎は千彩の名前を呼んだ


コイツ、何で千彩の事を…?


『誰』


「僕だよ!正樹だよ!」


『…まさき?』


「7年前、君と組織を抜け出そうとしたじゃないか!」


7年前…それって、まだ


ポートマフィアになる前じゃねーか


じゃあ、コイツは


『…知らない』


「なっ何言って」


『あなたなんか知らない』


「千彩『気安く呼ばないで』


「誰か知らないが、消えろ」


俺は千彩が持つカゴを旅館の人間に


後で買うと預けて昇降機エレベーターに乗り込んだ


昇降機エレベーター内で千彩はずっと震えてた


例え知っている奴だったとしても


千彩にとって思い出したくない過去


…くそっ、こんな時に











(千彩…僕は君を)