呼吸(全27話)

🎩なかCHU💋
@y01_k25

雪のような、冷たさ

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『中也あったかい』


「俺は懐炉代わりか」


執務室で嫌いな事務仕事をしていたら


任務を終えた千彩が来た


かと思ったら抱き着いてきた


そして俺で暖を取り始めた


『寒かったんだもん』


「薄着で行くからだ阿呆」


『だって血が着いたら嫌なんだもん』


「相変わらず仲睦まじいのう」


何時の間にか紅葉の姐さんがいた


「一緒に茶でもどうじゃ?」


『飲む』


「俺はまだ仕事があるんで」


「一息入れるのも大事じゃぞ?」


「…じゃあ、少しだけ」


姐さんに誘われ、一休みする事にした


あんま茶は飲まないが、偶に飲むと美味い


「千彩」


姐さんが千彩の手に触れた


「赤いと思ったら随分冷たいのう」


『外で仕事だったから』


「冷えは女の大敵じゃ」


『だって血が着いたら』


「そうしたらわっちが買うてやる」


…姐さんも、千彩の事が好きだよな


というか、甘やかしてる気がする


「こんな雪みたいに冷たい手をしおって」


『…雪じゃ、溶けちゃう』


「?」


『私が雪だと、太陽の中也と一緒にいると溶けちゃう』


「………」


俺は顔を手で覆った


冷たさで赤くなった千彩の手よりも


赤くなっているのが熱さでわかる


「なら溶けぬよう、暖かい格好をしておれ」


『うん』


「…俺、仕事に戻ります」


顔を見られないように席を立ち


部屋から出ようとした


「そうか、しばらくはその熱で暖は必要なさそうじゃの」


…姐さんには見通されていた





















(首巻マフラー外套コート)(そして手袋が後に)(千彩宛に届けられた)