呼吸(全27話)

ゆき@A5158
@y01_k25

この痛みを、教えて

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藤村に挫いた足を診てもらおうと


電話して家に来てもらった


「お前さ…引っ越せよ、環境悪すぎる」


とりあえず住めればいいと選んだ


築年数がかなりいってる集合住宅アパート


ただ寝るだけだから気にしてなかった


『寝るだけだからいい』


「にしても悪い」


話をしながらも処置を施す


言っても湿布に包帯で終わっただけ


「はい終了、じゃあ適当な物件あったら紹介してやるよ」


『あ』


「あ?」


『まだ、待って』


藤村に、医者に聞かなきゃ


あの胸の痛みは何なのか


「んだよ」


『胸が、痛いの』


「俺は外科医だ、専門外は知らん」


そう言って湿布と包帯を置いて出て行った


…他に医者なんか知らない


森さん…にはなんか聞きにくい


この痛み、何なんだろう




+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+




「私に何用だね」


太宰に聞いた事がある


広津さんは古株だと


それに年齢も年齢だ


広津さんならわかると思って


本部内で見つけた時に声を掛けた


『広津さんは、胸が痛くなった時ある?』


「それは病か?」


『…わかんない、ただ』


あの人、中原さんの事を考えると胸が痛くなる


あの人は、初めてちゃんと名前を呼んでくれた


初めて、私を1人の人として見てくれた


ポートマフィアの一員って言ってくれた


枠組みの中に入れてくれた


それが、たぶん、嬉しいって思えた


そんなの、思った事なかったから


たぶんこれが、嬉しいって事なんだと思う


そうすると、胸が痛くなるの


『何で、痛くなるか、教えてほしい』


「………」


広津さんは黙って私を見た


「それは、私にもわからないな」


『…そっか』


「本人に聞いてみたらどうだ」


『本人?』


「彼なら、その痛みを知ってると思う」


…本人、中原さんに、聞く


広津さんは肩に優しく手を置いた


「彼なら今、執務室にいる」


そう言って広津さんは去っていった


…行って、みよう


そして、聞いてみよう


この痛みが、何なのか





















(どうしたんだ?じーさん)(いや、若いなと思ってな)(は?)