呼吸(全27話)

🎩なかや🎩
@y01_k25

君の血は、何色か

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バンッ


バンッ


『………』


人型をした的の中心に


弾が打ち抜かれた


…手、痛い


まだ慣れない


「初めてじゃねーだろ、あれ」


「もはや才能だな」


樋口に頼んで銃の使い方を教えてもらってる


立原でも良いけど、中也に怒られるから


「すっすごいですよ千彩さん!」


『でもコレちょっと重い』


「ふむ、ではこちらを使ってみたらどうだろうか」


広津さんから少し小さめの銃を渡された


「銃を主としない君にはこれくらいがいいだろう」


『ありがとう』


何で、私が樋口に銃の使い方を教えてもらいに


来ているのかというと、私は瞬発力が足りない


足に負担をかけてしまうからだ


接近戦しか向いていない、だからいざという時に困る


そう思ったとき、遠距離で使える銃を思い浮かべ


樋口に教えてもらうことにした




+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+




「たっ頼む!助けてくれ!」


『そのお願いは聞けないよ』


往生際が悪い、早く済ませて


「うっうわー!」


『!』


近くに落ちていた鉄棒パイプを投げてきた


間一髪避けれたけど、その隙に男は逃げた


しまった…!


布帯ベルトに留めていた袋から銃を取り


バンッ


「がはっ!」


急所が外れ、痛みに踠いている


銃があってよかった


でも、何かが違う


何だろう…あってよかったって


思ったのに…何でだろう


ああ、そうか


『痛いよね、ごめんね』


もう苦しまなくて


いいんだよ



+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+




『返します』


彼女に渡した小型銃が私のもとに返ってきた


役に立ったと聞いていたのだが、何故だろう


「何故返す?」


『それだと、異能を使い忘れるから』


「使わずとも任務を遂行できるのならいいのでは?」


『だめなの、だって異能力使わないと』


踠き苦しんで逝っちゃうでしょ?


「………」


『でも、良い経験になった』











(黒く澱んだ血が)(流れている)