呼吸(全27話)

ゆき@A5158
@y01_k25

貴女に捧ぐ、感謝の言葉

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首領ボスの計らいで長期の非番を頂いた


新婚旅行に行こうという話になり


何処に行くか話をしていたら


受像機テレビに親子連れが映っていた


『………』


千彩はそれをじっと見つめていた


その目は、少し悲しそうだった


千彩の母親について聞いたことがある


売女の母親、日常的な虐待、そして


千彩が無意識に発動させた


異能力により転落死をした


「母親」に対して精神的外傷トラウマがある


『…中也、行きたいとこがある』


「行きたいとこ?」


『うん』




+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+




花束を持って、ある場所に来た


目的とする場所を探してる


『あった』


島崎 明美


千彩の、母親の墓


墓があるなんて思っていなかった


それは千彩も同じだった


『藤村が、教えてくれた』


「なんでアイツがお前の母親を」


『情報網広いから』


…よくわからない奴だな


花束を置き、墓の前で手を合わせた


『痛みしか覚えてないけど、でも…母親だから』


私を産んでくれたから、だから


中也に出会えて、好きになって


こうやって結婚できたから


『ありがとう、お母さん』


千彩は綺麗に笑った


「………」


『どうしたの?』


「いや…そんなに話すの珍しいなって」


『…うん、なんかいっぱい喋った』


口数が増え、表情も和らいでる


はじめて会った時と大違いだ


『中也』


「?」


『大好き』


「俺も」


軽く接吻キスを交わした


墓に視線を向けた


あんたが千彩にした事は


俺は絶対に許さない、許せるわけがない


でも、千彩が言ったとおり


あんたが産んでなきゃ出会えてない


「…ありがとな」











(中也?どうしたの?)(なんでもねーよ)