【セルフ二次創作】異形のサーカス

多腕の少女と薔薇の花

―ナミSide―

表から名残惜しソウに下がッテくるリサに、「お疲レ!」って、声をかけテ。

リサから、「アトは頼んだワヨ、イノセンスハニー?」って、声をかけラレたら。

サァ、とうとうワタシの番だ。





「サァ!次はうちの自慢のジャグラーだ!」

ココがマイク握っテそう言っタら、

ステージに上がルノ。

「ナミ!ヨロシク頼んだ!」


キラキラ眩しイ、青い青い舞台照明。

割れるヨウな拍手と、歓声。

あ〜、緊張してきチャウや!

でもコレがタマらナイの!

ステージの中央に来タら。

思イッきり叫ブノ。

「コンバンハ〜!」

お客さんカラ、拍手が起こる。

「皆サン、ス〜ッごく盛り上ガッてルネ!もう待ちきれナイって感じダネ!じゃア、さっそく始めルヨ〜!」

ソウ煽ると、お客さんが一層盛り上ガる。

マイク越しに、「ナミ!まず何すんだ?」とココの声が訊いてくる。

「じゃア〜、まずは簡単な技カラだね!行クヨ〜!」


ボールを、ぽんぽんと投げ上ゲる。

ソレから、6本の腕でソレを受け止めテはまた投げ上ゲるというコトを繰り返す。

背中に手を回シテ受け止めタリもして。

最後、全部のボールを高く投げ上ゲて、片足を軸にしてクルリと身体を回シテ受け止メる。

最後のヒトツを受け止めルと、お客さんから歓声と拍手が上ガる。

「サァ!まダまだ本番はコレからダヨ〜!」

ボールを片付けテ。

舞台裏に届くヨウに、呼ぶ。

「ミンナ〜!」


舞台裏から、ヒトリずつ。

照明に照らサレて。

裏にいたミンナが出てくる。

手には、薔薇の花束。

みーんな、綺麗な色シテル。

「ミンナいるネ?」

ミンナが頷く。

「じゃア、行クヨ〜!」


ワタシの手元にあった薔薇の花束を、高く投げ上ゲて。

マズはココが、手元の花束を投げテくれる。

ココに良ク似合う、コーラルピンクに近い明るイ赤の花。

次は、マリィとローナ。

ふたりラシイ色の、黒と白の薔薇。

ソレから、リサ、イチ、マスター。

リサは、ビロードみたいに落ち着イた、赤色の綺麗な薔薇を。

イチは、今にも消えチャイそうな儚さを纏った、薄い灰色の薔薇を。

そして、マスターは、シックな色合いで、大人ビたモカ色の薔薇を。

ぽんぽんと投げ上ゲながら、投げられた花束を全部受け止めテ、ジャグリングしていく。

合計7束の花束。

でも腕が6本あるワタシには、そしてソレを見てルお客さんにも、ソレだけじゃア、物足りナイから。

「マリィ!ローナ!」

二つ頭の双子を呼んで。

目配せして。

二つ頭の手が、ワタシの方に林檎を投ゲる。

綺麗な紅色。

ソレも受け止めテ、6本の手でソレを弄ぶ。

くるくる回ッテ、時には高く投げ上ゲて。

空中でクロスさせたり、回転させたり。

そして、最後にソレを全部、客席に高く投げ上ゲる。

花束も、林檎も。


「コレはワタシから、チョーットしたプレゼント!観に来てクレて、ホントウにアリガトウ!」


割れるヨウな拍手と歓声を浴ビテ、お辞儀をする。

ソレから、舞台裏に下ガる。


今日も楽しカッタ!じゃア、マタね!

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