【セルフ二次創作】異形のサーカス

人喰い夫人とスポットライト

―リサside―

「じゃア、次行くぞ〜!」

表であの子の声がした。

「綺麗な薔薇ニハ棘がある、注意シトけよー?」

…ふふっ、相変わらラず飛ばスワネ、キューティーポリィ。

「次は猛獣のショーだ!」

勢イの止マラないあの子がソウ言う。

「リサ!ヨロシク頼んだ!」


表かラ引っ込ンデくる、リトルキャット、マイドールの双子と腕の多いイノセンスハニーに、

「お疲れサマ」

って、声をかけタら。

サァ、アタシの出番。





歓声とスポットライトを浴ビテ。

表に出テいく。

ステージのチョうど真ん中に立つ。

観客を煽るヨウにして、投げキスして。

お決マリの文句を吐く。


「食べチャウわよ?」


観客席から少しおどケたヨウな悲鳴があがる。

そうソウ、コノ感じよ。

今日の観客はいつにも増してノリが良いジャない。

良いワ、楽シマせてアゲル。

狂っチャウくらいに、ネ?





「サァ!リサ!何すんだ?」

勢いの止まらナイあの子のマイク越シの声が聞いテくる。

「ウ〜ン、ソウねぇ…」

考えるようなフリをして。

吊り上がりソウになる口角を抑エて、言う。

「ジャア、まずは手慣らし、ってトコかしラ!」

鞭を床ニ叩きつケル。

鋭イ音が響く。

目の前の火の輪に向カッて、ライオンが走っテいく。

サァ、行きなサイ。思いっキり。


ライオンの脚が地面カら離れる。


歓声が、上ガル。


自然と口角が吊り上がル。

手慣らシとはいえ、成功して楽しンデもらエるのは嬉しい。

この空間の人間全員が、アタシのショーだけに注目しテクレる。

そして、耳が張り裂けソウなホドの歓声を与えテくれる。

こんなニモ、気持ちイイ事はナイんじゃなくっテ?





「サァ、次カラが本番よ?」

鞭を再び床に思い切リ叩きつケる。

火の輪が増エる。

ソレから、可愛イあの子がもう1匹、堂々と奥カラ出てくる。

「リサ!何かイロイロ増エたな!今度は何スル気だ?」

「当たリ前じゃナイ!モ〜ット難シい技よ!」

「難しイ技だっテ!そりゃア楽しミだな!」

「イイ?瞬キはしちゃア、ダメよ?ソレじゃア、行くワヨ!」


もう一度、鞭を叩きツけて。

鋭イ音を立てテ、鞭がしなる。

クロスの形に置かレタ火の輪ニ向かっテ、それぞれが走っテいく。


同じタイミングで、2匹は地面を蹴っテ。

飛び出シた。


空中で、綺麗に、火の輪をくぐっテ、2匹が着地する。


瞬間、緊張シタ空気を引き裂クようにして歓声と拍手が降リ注ぐ。

お辞儀と、ソレから、投げキスをして、壇上カラ引き下がル。


あ〜あ、今日も楽しカッタワ!

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