【セルフ二次創作】異形のサーカス

やる気がdead
@marine_menhely

二つ頭のショータイム

「俺は司会進行のココだ!ヨロシクなー!!」

きらきらした光をいっぱいに受けながらいつものように彼女が元気よくそう言う。

「サァて!ジャアまずはうちの団長にご挨拶頂くとするか!」

声の後、団長が出てくる。

観衆の前に立つと、彼は大きく礼をする。

息を吸って。

「ヨウコソお越しくださいました。時間の許ス限リ、ワタクシ達のショーをお楽しみクダサイ」

そうとだけ言うと、また礼をした。

拍手が起こる。

団長が下がった後、彼女が心底楽しそうにマイクに向かってこう叫んだ。

「よっしゃ!ジャア早速、ショーのほう、入ってクぜ!」

彼女は強気な笑みで。

「マズはうちの自慢の歌姫に登場してモらうぜー!」


「マリィ!ヨロシク頼ンだ!」


拍手と照明の光を浴びながら、彼女―…、と、『彼』は出てきた。

その後に続いて、楽譜を持った伴奏担当が。

『彼女と彼』は、声を合わせて。

笑顔で思いっきり。

「「コンバンワー!」」

観客席が盛り上がる。

「今夜も楽しみマショウね!」


―マリィside―

「ナミ!ヨロシク!」

と、ピアノの前に座っているナミに声をかける。

光が私を照らす。

テントの中の照明が落ちる。

息を吸う。

…始まる。

隣にいる、トイウか私と一体化シタ双子の弟、ローナが合いの手を入れてクレる。

お客さんノ目線をヒトリジメできるこの瞬間。

スポットライトを浴びて。

ピアノの音がテントの中を満タシたら、

私タチのショータイムが、始まる。





テントの中の照明が徐々に点いテいく。

お客さんが拍手を送ってクレる。

拍手を浴ビながラ、ローナとふたりでお辞儀をする。

お辞儀をしたアト、ナミが表から引き下がル。

拍手がやんだ後、ココがいつもの勢いでマイクに向かッテ叫ぶ。

「よっしゃあ!盛リ上がッテきたところで次はナイフ投げだ!」


「ローナ!引き続きヨロシク頼むぜー!」

次はローナが主役だ。

私もサポートとして頑張らなキャ。


―ローナside―

あー、タマらナイ。

ボクだけに向けラレた歓声と拍手だけがテントの中イッパイに広がってくこの感じ。

…っと、そんなコト思ってる暇はナイんだ。早くショー始めなきゃ。

「ナイフ頂戴」

手を差し出す。

「ハイ!」

差し出した手にマリィがナイフを持タセてクれる。

的は遠クの台に置カレたリンゴ。

集中する。

観客が一気に静マる。

よし、行クぞ。

空気を切ってナイフがリンゴめがケテ飛んでいく。

極限まで張り詰めた空気を破るヨウにしてナイフがリンゴに刺さった音が小さく響く。

…成功だ。

次の瞬間、観客席から割れルようナ歓声と拍手が送らレル。

ソウそう、この感じ。タマらナイ。

「じゃア次はチョ〜っとだけレベルアップすルヨー!」

隣でマリィが言う。

手を差し出すと、またナイフが置カれる。

「一瞬だカラ見逃さナイヨウにしてクダサイね!行くよー!」

マリィがリンゴを真上に投ゲる。

タイミングを合わせ、ナイフを投げる。

直後、リンゴがマリィの手に落ちテくる。

そのリンゴにはナイフが刺サッている。

拍手と歓声が起コル。

「じゃア、最後に連携プレー!」

マリィが嬉しソウに言う。

「せ〜ノっ!」

「「ナミー!」」

2人で呼ンダ名前の持ち主がステージに出テくる。

普通ヨリ少し多めノ手に、合計6個リンゴを持って。

水色の髪をふわふわと揺らシテ。


「随分ハデにやっタね〜?」

そんな質問が耳元に投げカケられる。

「ソウ?いつモ通りデショ?」

「裏にモ歓声すっごい聞こエテキたよ、おかげで緊張しチャッタヨ〜」

「まあ大丈夫デショ、ほら早くやろウ?」

「ウン!」

すれ違いザマに軽くハイタッチをして、ほどヨク距離をとる。

「始めてイイヨ」とでも言うかのヨウにナミがリンゴを使いジャグリングを始める。

…ウ〜ン、ドコから仕留めようか。

まあイイや、早クやっチャオウ。

ナイフを投げていく。

ナミの腕に当たらないヨウに。

リンゴだけを狙って。





最後の一本を残ったリンゴを狙ッテ投げる。

サクッという軽い音を立てテリンゴが落チル。

ソレはナミの手に受け止メラれる。

ナミの手に受け止メラレた合計6個のリンゴの全テにナイフが刺さっている。

…成功だ。

観客席からヒトキワ大きい歓声ト拍手が起コる。

マリィ、ナミ、そしてボクの3人でお辞儀をすル。


あ〜あ、出番終わっチャッタ。

じゃア、しばらく後で、ネ!

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