ご注文はお兄ちゃんですか?

保登ラテ@ごち兄ゆっくり執筆中
@ReD_AnD_BattleR

一日目:お兄ちゃん襲来

この小説は夢小説 (名前変換ができる小説) です。
キャラベルに登録してログインすると、登場人物の名前をお好きな名前に変更できます。

と、その時、店の端から


カタン・・・


と席を立つ音がした。

音がしたといってもレオのときのような荒々しい音ではなく、丁寧に立ち上がったことがわかる静かな音だったが。

しかしその動作には、周囲の注目を引きつける"何か"があった。

そこに立っていたのは、つばの長いキャップを深く被った青年。

確か、先ほどエスプレッソを注文していたはずだ。

「全く・・・嫌がられてももふもふし続ける癖は変わってないみたいだなぁ。」

青年はそう言いながら、キャップを脱いで眼鏡をかける。

四角い眼鏡がきっちりとハマり、サラサラの濃い茶色の髪が揺れた。

前髪は目を半分ほど隠すまでに長く、若干表情が読みにくい。

纏う雰囲気は、この場にいる誰よりも大人びてた。

しかし、台詞の“もふもふ”という部分だけが絶妙にキマらない。

「げっ・・・」

それを見たレオはあからさまに顔をしかめ、ベタベタな呻き声をあげる。

「あら、来てたのね。」

モカは一瞬驚いたあと、すぐに嬉しそうな表情に変わった。


9 / 28