ご注文はお兄ちゃんですか?

保登ラテ@ごち兄ゆっくり執筆中
@ReD_AnD_BattleR

一日目:お兄ちゃん襲来

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ガチャン


木製の扉が音を立て、再び店の扉が開く。


「「あ・・・。」」

その客が入って来た瞬間、チノとリゼは思わず声を上げた。

サングラスにマスク、そして麦わら帽子。

前回来た時は事情も知らず、ただの怪しい人にしか見えなかったが、一度見てしまえばどうってことない。

((モカさんだ・・・))

リゼとチノは、二人同時にそう思った。

皆さんもご存知だろうが、モカは去年も同じように・・・というか全く同じ変装をして、サプライズをしようとここに来店してきたのだ。

だが、その時はココアがモカを探しに出てしまっており、結果は成功とは言いがたいものになってしまった。

今回はココアが店にいるため絶好のチャンス!

モカの方もさぞかし気合が入っていることだろう。

二人はあまりにタイムリーなモカの再来に驚きつつも、ココアの鈍感さなら多分見破れないだろうと思いながら双方の出方を見守ることにした。

「・・・?」

ココアはモカの姿を見て、何やら怪訝そうな顔をする。

しかし、深く考える様子はなく。

「いらっしゃいませ!お好きな席へどうぞ!」

いつも通りの笑顔で、接客を始めた。

モカは若干怯んだが、それを悟らせない自然な立ち振る舞いで席につく。

「ご注文は何にしますか?」

「じゃあ、アイスココアと、ココア特製厚切りトーストで。」

気づいていないと安心したのか、余裕の表情で注文をこなすモカ。

しかし、それが失敗だった。

「・・・・・・・・・・・・お姉ちゃん・・・?」

ココアは呟くように言う。

「「「!!!」」」

チノ、リゼ、モカの三人は揃って驚愕した。

基本的に洞察力が低く、簡単な変装にも引っ掛かるココアが、(お世辞にもクオリティが高いとは言えないが)モカの変装を見破ったのだから。

姉妹の勘なのだろうか。

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

モカは暫く黙りこくり、何やら考えていたようだが、考えがまとまったのかゆっくり立ち上がると

「フッ・・・よく分かったわね。」キリッ

最大限に格好つけてそう言った。

「本当だった!?」

何故か言った本人が一番驚いている。

(いや、半信半疑だったんなら言うなよ・・・)

リゼはそう思ったが、口には出さないでおいた。

「そっか!今日だったんだね!」

ココアは嬉しそうに飛び跳ねる。

「そうよ♪よく私の変装が分かったわね〜!サプライズ失敗、かな。」

モカは少し残念そうにため息をついた。

「やったー!お姉ちゃんに勝った!やったー!」

それを聞いたココアは、腕を振り上げて喜びを表現する。

「あ、そうそう、今日はね・・・」

モカが何かを言いかけたその時


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