ご注文はお兄ちゃんですか?

保登ラテ@ごち兄ゆっくり執筆中
@ReD_AnD_BattleR

一日目:お兄ちゃん襲来

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「お姉ちゃん・・・」

三人を送り出した後、ココアが弱々しく口を開いた。

「なあに?」

モカが笑顔で尋ねる。

しかしその微笑みには、ココアにもチノにも見えない陰があった。

「お兄ちゃんたち・・・・・・」

ココアがそこで口を止める。

次に紡ぐ言葉が、見つからない。

よく分からないが、二人が遠い所へ行ってしまったようで、二人が離れて行ってしまったようで、よくないことが起こっていそうで、その言葉にできない心配を伝えたくて、何も言えないまま、目でモカに訴えかける。

「・・・・・・・・・」

チノも同じことを感じていたのか、俯いたまま目尻を下げる。

「大丈夫よ、お姉ちゃんに任せなさい!ラテとレオの悩みなんて、お姉ちゃんが吹き飛ばしてあげるわ!」

モカはその心配を和らげるために、いつもの見慣れたポーズを取った。

だがモカ自身、自分に何ができるのか全く分からない。

それでも、“頼れるお姉ちゃん”が折れるわけにはいかないと、精一杯の笑顔で気丈に振る舞っている。

「・・・そうだよね!私も頑張るよ!」

「な、何ができるかは分かりませんけど、私も・・・!」

ココアもチノも不安ながらに笑顔を見せ、それに答える。

「よ〜し!じゃあ明日から気合いを入れるためにもふもふを補給〜」

と、ココアがチノをもふもふ始めた。

「こっ、ココアさんは私をもふもふしたいだけじゃないですか!」

チノがそれを拒否しながら声を張り上げる。しかしココアは全く聞かない。

「よ〜し、じゃあ私もチノちゃんをもふもふしちゃおっかな〜!」

モカがそれに乗ってチノをもふもふし始める。

「やっ、やめて下さい!!」

チノの声は、二人には届かなかった。


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