ご注文はお兄ちゃんですか?

保登ラテ@ごち兄ゆっくり執筆中
@ReD_AnD_BattleR

一日目:お兄ちゃん襲来

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「あー!!兄ちゃーん!!」

レオの声が聞こえた。

「あ、いた。ったくお前は・・・」

ラテは呆れた顔でレオの方へ近寄る。

「いやぁ〜、知らない街を駆け回るもんじゃねぇなぁ〜。地形が全然わからんくてさ〜・・・」

レオは、苦笑しながら頭を掻いた。

「地図くらい見ろよ。アプリ入ってんだろ?」

ラテは表情に、より一層呆れを滲ませる。

「あ゛・・・」

レオはさっきの繰り返しのように掠れた声を出し

「忘れてた・・・・・・」

全く同じ動作で項垂れた。

「アホか。」

一方ラテも先程と同じような突っ込みを入れる。

「よし、今度から地図確認しよーっ!」

そしてレオも先程と同じように立ち直った。

どうせ反省を活かす日など来ないのだろうが・・・・・・と思いつつも、ラテは言葉を心にしまう。

「さて、もう夕方だな。今日は香風さんに挨拶して、ホテルに泊まるか・・・」

「そうだな〜・・・ってことは実質あと六日か・・・。短いなぁ〜」

「忙しいんだから仕方ねぇだろ。第一、都合が合っただけでも奇跡なんだ。」

「んなこたわぁってるってー。」

「とにかく、ココアと姉さんにこっちで頑張ってることを分かってもらえたら十分だ。」

「何言ってんだよ~!楽しもうぜ、一週間!」

そんな他愛もない会話をしつつ、二人は歩いて行く。

忙しいラテとレオは、今日を含め一週間しかここにいられない。

短い時間を大切にしなければ、そんな思いが心を埋める。そして、染み付いた思いが、胸を締め付ける。儚げに言葉を少なく交わした二人は、ラビットハウスへ、ゆっくりと歩いて行った。


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