ご注文はお兄ちゃんですか?

保登ラテ@ごち兄ゆっくり執筆中
@ReD_AnD_BattleR

一日目:お兄ちゃん襲来

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「あ、そういえば・・・。」

ふと、エスプレッソを飲みきっていないことを思い出したラテは、先程まで居た席に座り直す。

そして、すっかり冷めてしまったカップに口をつけ、最後まできっちり飲み干した。

「・・・さて、とりあえず宿でも探すとするか。」

そして、観光用のパンフレットを取り出し、地図を指でなぞりながらぶつぶつと何かを呟き始める。

「あれ?うちに泊まっていくんじゃないの?」

ラテの独り言を聞き取ったココアは、不思議そうに首を傾げる。

ラテは、理由をどう説明しようかと少し考え

「・・・ちょっと事情があってな。」

と、曖昧に返した。

理由は単純だが、説明するのが難しい。

それに、この感覚はおそらくこの街にはないものだ。ココアに理解できるか分からない。

この曖昧な言い方だと、ココアになにか突っ込まれそうだけどな・・・

ラテがそんなことを思っていると

「事情って?」

案の定、ココアが詳細を訊いてきた。

「・・・・・・大人の事情ってやつだ。」

ラテは少し考えて答える。

「・・・そっか。」

ココアは以外にもおとなしく引き下がった。


「あれ、これ以上は訊かないんですね。」

チノがモカに疑問を呟く。

確かに、好奇心旺盛で子ども扱いされるのを嫌がりそうなココアの性格から見ると、すぐに引き下がりすぎではないだろうか?

「“大人の事情”っていうのはね、説明が長くなりそうだったり、ココアには難しすぎるときにラテがよく使ってた言葉なのよ。二人ともちゃんと覚えてるのね。懐かしいなぁ〜」

モカがその疑問に答え、懐かしそうに二人をぼんやりと見つめる。

「そうだったんですね・・・」

チノも、それに合わせるように二人を見た。

昔のココアは、モカは、レオやラテは、ココアの家族はどんな風だったんだろうか。

(聞きたいことはいろいろあるけど、時間はまだたくさんありますし、ゆっくり聞くとしましょう。)

そう思ったチノは、自分の仕事に戻った。


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