【写真不足 ーLack of a Pictureー】⚠現在改造中⚠

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@Sakuzyo18

File.003 男性の妊娠出産

「おめでとうございます。薫さん」


医師は突然そう言った。


「え?」


「妊娠おめでとうございます」


医師は言い直してくれた。

言われた本人はポカンとしていたが、今日付き添いで来てくれていた華と顔を見合わせる。


「ねぇ、華・・・」


「自分妊娠したみたい・・・」


「え、えぇ・・・」


華は薫以上に動揺している。


(妊娠なんて今まで薫とそういう行為ことやらなかったはずなのに・・・)


「先生、・・・薫が妊娠って」


「・・・まぁ信じられないですよね」


「男が妊娠するなんて事、聞きませんからね」


「あ、はい・・・」


薫は爽やかで年の近い女性達に慕われる体育会系の美青年びじんだったが、男性に関しては異常な拒否反応を見せる人だった。

何か近づいただけで嘔吐や頭痛とかに襲われるらしい。実際見た事無いけど。


仮にそうじゃなくても男性が傍にいる所なんて見た事も聞いた事も無い。

それに華と薫は恋人同士。男性が寄ってくる隙は無いはず。


華は医師に聞いてみた。


「あの、この期間中にんしんちゅうにDNAとかって取れるんですか?」


「薫さんのですか?」


「いえ、子供の方です」


「あーそれは出来ないと思いますよ?」


「実際妊娠してからの日が浅い上、子供が小さすぎます。DNAもまだ完全に構成されていませんし・・・」


「・・・そうですか」


華額に冷や汗が流れる。


本当は薫の妊娠を喜びたい、だけど何故かある妄想が彼女を不安のどん底に突き落とそうとしている。


華は暫く黙り込み、やっとの事で口を開いた。


「・・・先生、」


「薫が妊娠って普通は有り得ないんですよね?」


「・・・はい」


「薫が“男性だから”なんですか?」


「一応そうですが・・・どうかなされたんですか?」


「・・・」


「・・・薫は、」





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