魔導姫戦記

ウロボロス団
@ouroboros_dan

トレジャーハンター

遡って、グレゴリウス女王が、伝話鳥アルキュオネを通じて全世界に声明を伝えている時の事である。


そこは、どこかの洞窟内に作られたアジトの様だ。


リン「ありゃりゃりゃりゃ〜?

もしかして人違いしちゃった?」

ラン「でも、この子は間違いなく王家の聖獣だって、賢者様のお墨付きなんだけどな〜。」


ミシェルにピッタリ寄り添う小動物を見る。


リン「じゃあ、帝国のお姫様は姉妹だったとか?」

ラン「ううん、一人娘のはずよ。」

リン「う〜ん…どゆ事?」


ふと、ミシェルのきょとんとした様子に気付く。


リン「あっ、ごめんね、ミシェルちゃん。」

ラン「この際ぶっちゃけて言うよ。

その、ちっこいのは "カーバンクル" 。

グレゴリウスの王族だけに従うはずの聖獣さ。」

リン「だからミシェルちゃんが帝国のお姫様だと思ったんだけど…」

ミシェル「そんな…まさか…私が…?」

ラン「そう、そしたらこの声明でしょ?

まぁ、向こうが本物って証拠も無いからね。

聖獣に選ばれたアンタが本命だと、アタシは思うけど…」


すると突然カーバンクルが騒ぎ出した。

外への扉とミシェルの側を、繰り返し行ったり来たりしている。


リン「なっ、何何何⁉︎」

ミシェル「ついて来てって言ってるみたい…」

ラン「宝探しの時間が始まったみたいね。

行くよ。」


カーバンクルの導くままに、アジトの洞窟を出て、森の中を歩く。


リン「ねぇねぇ、賢者様は?

一緒に行かないの?」

ラン「仲間探しに行ってるからね。

しばらく別行動だよ。」

リン「えぇ〜…

じゃあ、歩きかぁ〜…

あんまし遠くなきゃいいけど…」

ミシェル「どこまで行くのかしら…?」






続く…

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